Dream ある時、読んだ本の中にこんな一節がありました。 「本当に美味しい料理を食べた時と言うのは、どんなに悲しくても、どんなに辛くても、どんなに寂しくても、その料理を口に入れた瞬間、誰もが思わず笑ってしまうものなんです。 僕もそんな鞄を作りたい。 僕の鞄を手に取った瞬間、思わず笑ってしまう。元気になってしまう。そしてどこかへ出掛けたくなってしまう。そんな鞄を作りたい。そう心に響きました。 それまではどんな気持ちで鞄を作って来ただろう。 ある時まではただただ鞄を作るのが楽しくて、その作る楽しさを伝えたくて、そんな気持ちで作っていた気がします。 そのある時と言うには、数年前に大病で倒れてしまった時の事です。 幸いにも大した事が無く回復する事が出来ましたが、それでも右半身に痺れと痛み、ほんの僅かですが麻痺が今でも残っています。 倒れた後しばらくは、元気になって行くことが嬉しくて、回復する事だ
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