本来ハザードランプは緊急事態を知らせるもの 左右のウインカーランプを連続して点滅させる「ハザードランプ」。すべてのクルマに備わっている機能かつ、そのスイッチは赤基調で目立つ場所に配置されている。そうした扱いを受けていることからしても、かなり重要な機能であることは間違いない。 とはいえ、一般ドライバーにおけるハザードランプ(非常点滅表示灯)の使い方は『夜間、幅が5.5m以上の道路に停車や駐車している時は、非常点滅表示灯、または尾灯をつけなければならない』と道路交通法で定められているくらいだ。 そんなハザードランプには、慣習的に生まれた使われ方がある。それが「サンキューハザード」と呼ばれるものだ。たとえば、合流で譲ってもらった場合、車線変更で前に出た場合などに短くハザードランプを点滅させることで謝意を示すというものだ。 【関連記事】「ACC」のせいというウワサも! 高速でやたら「ブレーキランプ
構造上ディスクよりも制動力を引き出しやすい 自動車教習所では「エンジンブレーキってどのボタンで使うんですか?」という質問があるという都市伝説的な笑い話もあるが、ブレーキというのはクルマにとって重要な機能である一方で、ユーザーからは見えづらいものとなっている。 エンジンブレーキはエンジンのポンピングロスを利用して減速させるもので、ハイブリッドカーや電気自動車で耳にする「回生ブレーキ」というのは駆動モーターで発電することによって減速する機能を指している。そして、これはいずれも目に見えないブレーキだ。 目で見ることができるメカニカルブレーキと呼ばれるのは、ホイールのなかにある。乗用車に使われるブレーキシステムとしては、ディスク型とドラム型の大きくふたつに分類できる。 ディスクブレーキのイメージ画像はこちら ディスク型は金属などの円盤を摩擦材(ブレーキパッド)で挟むことで減速する。一方、ドラム型と
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