左の画像は、ラットの脳内で線条体と呼ばれる高度な意思決定を司る部位にある全てのニューロン(黒色の点)。右の画像は、コリン作動性介在ニューロンのみ。コリン作動性介在ニューロンは線条体のニューロンのうちわずか1~2%しか存在しない神経細胞で、行動の柔軟性に関わっている。(大きな白い点は神経線維の束)(写真提供:OIST)[写真拡大] 沖縄科学技術大学院大学(OIST)の青木祥博士らによる研究グループは、既存ルールの変更に伴って戦略を変える能力、すなわち行動の柔軟性は、脳内にある特定の神経細胞によって制御されていることを明らかにした。 コリン作動性介在ニューロンと呼ばれる神経細胞は、高度な意思決定を司る脳内部位である線条体にわずか1~2パーセントしか存在しない珍しい神経細胞で、行動戦略の転換にも関与すると考えられていた。 今回の研究では、正常ラットとコリン作動性介在ニューロンを損傷させたラットに
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月2日、新型基幹ロケットの名称を「H3ロケット」に決定したと発表した。2020年度に試験機1号機の打ち上げを目指している。 「日本がこれまで積み上げてきた大型液体ロケットの技術を受け継ぐロケット」として、大型液体酸素/液体水素ロケットを表す「H」を継承した上で、「H-IIA/IIBロケットから機体構成を根本から見直した」として「IIC」とはせず「3」とし、「H3ロケット」(エイチ・スリー・ロケット、短縮形:H3、英語名:H3 Launch Vehicle)に決めた。数字は混同の防止や報道での表記を考慮し、ローマ数字からアラビア数字に変更している。愛称などはプライムコントラクタの三菱重工業と別途検討するという。 H3ロケットはH-IIB(56メートル)を上回る全長約63メートル。打ち上げ費用や発射場整備期間の大幅な削減を見込んでいる。2015年度中に基本設
おぼえたてのカタカナ語を駆使したドヤ顔のプレゼン。もしかしたら、意味がまったく伝わってないどころか、みんなイラッとしているかも 写真/PIXTA 「スキームはどうなっているの?」といった感じで、職場で飛び交うカタカナビジネス用語。意味が分からず、後からこっそりネットで意味を調べたことがある人も多いのではないだろうか。 たとえば「スキーム」なら、「仕組み」や「枠組み」といった意味。だったら日本語で言ってくれよ。そこで、「日本語で言えばいいのに…」と違和感をおぼえるカタカナビジネス用語について、20~30代の社会人男性200人にアンケート調査してみた(協力/アイ・リサーチ)。 〈「日本語で言えばいいのに…」と思うカタカナビジネス用語TOP10〉 (全28の項目のなかから上位3位まで選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptとして集計) 1位 コミットメント(約束、集中する) 149pt
2015年7月2~5日の期間でパリで開催されている第16回『ジャパンエキスポ』。日本文化、アニメ、漫画、ゲーム、芸能、あらゆるジャパンカルチャーを伝えるべく開催されており、毎回、多くの日本ファンたちがかけつける人気イベントとなっている。 ・韓国業者が日本国旗をかかげて販売 そんな『ジャパンエキスポ』を訪れた人から「違和感があるブースだ」との声があがっており、物議をかもしている。韓国業者が日本国旗をかかげ、韓国グッズを販売しているというのだ。 ・グッズのほとんどが韓国アーティスト 実際に現地で「問題のブース」を見てみたところ、確かに違和感があった。韓国業者が日本の国旗をかかげ、韓国人アーティストのCD、DVD、グッズなどを販売しているのだ。日本のアーティストによるDVDも置かれていたが、ほとんどが韓国アーティストのものだった。 ・日本語コーナーにハングル文字 「外国人の名前をひらがなで書くサ
鹿島は4日、元日本代表のDF中田浩二氏(35)とFW柳沢敦氏(38)、元鹿島のDF新井場徹氏(35)の合同引退試合(5日、カシマ)に出場する選手の背番号が決まったと発表した。 アントラーズOB主体の「ANTLERS LEGENDS」は中田氏が6、柳沢氏が13、新井場氏が7。3人のサッカー界全体の仲間で構成される「KAY FRIENDS」は横浜FCのFW三浦知良が11、FW中山雅史氏(日刊スポーツ評論家)が9、横浜MF中村俊輔が10を背負うことになった。 また、引退する3人に「アントラーズ功労賞」が贈られることも決定した。08年に制定され、これまでジーコ氏やジョルジーニョ氏らが受賞してきた栄誉ある賞。カシマサッカーミュージアム内「アントラーズ殿堂」に掲額されている。 その授賞式がハーフタイムに行われ、新たなレジェンドが誕生する。祝福のため、スペシャルゲストが来場するプランも判明した。興行関係
米国代表FWアビー・ワンバック(35)が、親友のなでしこジャパンMF澤穂希(36)とのW杯最終決戦への思いを明かした。11年ドイツ大会決勝で敗れた「11年7月17日」が、自身のサッカー人生で唯一忘れられない日と強調。互いに「最後」と位置付けるW杯での決勝対決を制し、W杯初優勝を勝ち取る決意を新たにした。 世界的エースのワンバックも、澤とのW杯最終対決を心待ちにした。FWモーガンらと参加した公式会見で、時折目を潤ませながら、日本と対戦する思いに力を込めた。 「澤は日本の象徴。尊敬する気持ちはとてつもなく大きい。澤との対戦では最高のプレーをしないと勝利はつかめない。4年前のことは常に思い出す。『11・7・17』の日付。これだけは忘れたことがない。もっと守り、もっと攻めなくてはいけないことを思い起こさせてくれ、私を高めさせてくれている。リベンジではない。ベストのチームが決勝に立つことが楽しみ」
なでしこジャパンMF安藤梢(32=フランクフルト)が4日(日本時間5日)、バンクーバーでチーム再合流。チームメートから「なでしこアーチ」の出迎えを受け、澤穂希らとハグして再開を喜び合った。 安藤は1次リーグ第1戦スイス戦で左足腓(ひ)骨外果骨折。代表を離脱して帰国し、6月16日に手術をしていた。ジャージー姿で練習開場に現れた安藤はつえをついていたが、福元美穂におんぶされるなど、笑顔が絶えなかった。
5日は、ギリシャで欧州連合(EU)が求める緊縮財政受け入れの可否を問う国民投票が行われる。EUは民主主義による選択を尊重し、解決に本腰を入れると期待できる。対照的に、中国の先行きはもっと不透明だ。党の手でバブル化させた巨大な株式市場を制御できない。市場危機の世界への衝撃はギリシャ以上に深く、長引くだろう。 ハンマーと鎌は中国共産党の記章、そのハンマーが株価を打ち砕き、鎌が人民の肉をそぐ。先週、中国語のウェブサイトに流れた風刺画は言い得て妙だった。 2008年9月のリーマン・ショック後、党中央は中国人民銀行が創出する資金を不動産開発に振り向け、不動産ブームを演出した。ところが、習近平氏が党トップの座についた12年秋から相場が下落し始めた。公式発表の国内総生産(GDP)実質伸び率は前年比7%前後の水準で推移するが、代表的な物流指標、鉄道貨物輸送量は昨年から下落し続けている。モノは動かない。
ドイツ・ボンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、日本政府が推薦した「明治日本の産業革命遺産」の審査が5日に持ち越されることが決まった。日韓の事前調整がつかず審査が難航すれば、両国関係は融和ムードから振り出しに戻りかねない。他の委員国からも懸念の声が上がっている。 産業革命遺産の登録をめぐっては、諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が5月に登録を勧告した後に韓国側が「強制徴用」の明示を求め、これを拒む日本側と対立。一時は投票採決を視野に入れた日韓の票取り合戦にもなったが、6月の日韓外相会談で双方の歩み寄りが実現。これで審査は順調に行われるとみられていた。 ところが世界遺産委が開幕してから、雲行きが怪しくなった。 日本側が韓国側に審査時に行う意見陳述の中身について内容の開示を求め、これに応じて韓国が示したところ日本側が修正を求めたという。「強制徴用」についての
韮山反射炉の世界遺産登録発表の延期に伴い、伊豆の国市ではパブリックビューイングが中止された=4日午後、静岡県伊豆の国市の韮山文化センター(宮崎瑞穂撮影) 世界遺産委員会で4日に予定されていた「明治日本の産業革命遺産」の登録審査が持ち越されたことを受け、登録決定の連絡を待っていた各候補地に驚きと落胆の声が広がった。日韓協議の難航が延期理由とされ、韓国へのいらだちをぶつける声も出た。 「官営八幡製鉄所」がある北九州市。市職員らが登録決定に向けパブリックビューイング(PV)の準備を進めていたところへ審査延期の情報が飛び込み、現地のドイツに派遣した職員と連絡を取るなど情報収集に追われた。 「製鉄所に残る記録では、韓国が問題視するような朝鮮半島出身者の『強制徴用』の実態は確認できず、国のスタンスも同じだと考えている」と市の広報担当。いずれにせよ、市としては歴史認識をうんぬんする立場になく、議論の行方
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