熊本県は27日、横浜市で新型コロナウイルスの検査を受けた飲食店員の10代男性=同市=が、同県阿蘇市郡の実家に帰省後に陽性が判明したと発表した。横浜市は男性に自宅待機を指示していたという。 県によると、男性が実家の玄関先で母親に「感染者との濃厚接触があり検査を受けた」と告げると、母親は家に立ち入らせず、敷地内の納屋にテントを張って過ごさせたという。 男性は22日に発熱とせき、のどの痛みを発症。25日に横浜市で検査を受けた。26日に羽田発熊本行きの航空便で移動し、友人の車で実家に戻った。陽性確認は同日午後6時。27日午前、横浜市から県に報告があった。 現時点は無症状。熊本県内の病院に入院した。友人は陰性が確認された。(古川努)