国連人権高等弁務官事務所のミチェル・バチェレ高等弁務官。スイス・ジュネーブで(2021年9月13日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【12月9日 AFP】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)高等弁務官は8日、新型コロナウイルス対策としてワクチン接種義務化を検討している国は人権を尊重しなければならないとして、いかなる状況でも強制接種は許されないと強調した。 バチェレ氏は国連人権理事会(UN Human Rights Council)のセミナーで公開されたビデオメッセージで、接種義務化の前に考慮しなければならない重要な権利があると指摘。「ワクチン接種を義務付ける場合、正当性や必要性、均衡性、非差別の原則に従わなければならない」として、「いかなる状況でも強制接種は許されない」と主張した。 バチェレ氏は、新型ウイ