現在公開中の今作は、高畑勲監督14年ぶりの新作 ※この画像はサイトのスクリーンショットです 11月23日に公開されたジブリ映画『かぐや姫の物語』について、乳房や裸身が登場することを理由に、海外での上映を危ぶむ声が登場し、ネットで話題になっている。 『かぐや姫の物語』は、竹の中から生まれた少女・かぐや姫が、美しい少女として育ち、満月の夜に使者とともに月に帰る──という、日本人なら誰もが知るかぐや姫の物語を映画化した作品。ジブリスタジオが8年の製作期間と50億円の製作費を掛けたこの作品は、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』などを手がけた高畑勲氏が監督を務めており、映画音楽に久石譲が、さらに声優には故・地井武男が起用され、話題となっている。 同作について、海外上映への危惧を示したのは、作家・ジャーナリストの冷泉彰彦氏だ。「ニューズウィーク日本版」に掲載されたコラムで冷泉氏は、作品の出来につ