全日本スキー連盟(SAJ)は27日、東京都内で理事会を開き、大麻の使用が確認されたスノーボード男子スロープスタイルの強化指定選手2人に、競技者登録の無期限停止処分を科すことを決めた。強化指定も解除する。2人は未成年のため、氏名や年齢は公表しなかった。 SAJによると、2人は昨年11~12月に米コロラド州で行われた強化合宿に参加。1人は練習後のパーティーで外国人から大麻を勧められて吸引したことを認めた。もう1人は使用を否定したが、最近実施した毛髪鑑定で大麻が検出されたことなどから使用と判断した。SAJには1月ごろ、大麻を使用した選手がいるとの情報が寄せられ、事実関係を調査していた。 記者会見したSAJの古川年正専務理事は、今後2人が取り組む更生プログラムの状況次第では、将来の処分解除と2018年平昌五輪出場の可能性を排除しなかった。また、「連盟としては真摯(しんし)に受け止めている。二度