JR東日本は12日、人気キャラクターをあしらった「ポケモン列車」や、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージしたSLを東北エリアで走らせる計画を発表した。東日本大震災の被災地を観光面で支援し、復興に資するのが狙い。 ポケモン列車は12月22日、大船渡線の一ノ関(岩手県)−気仙沼(宮城県)駅間にお目見えする。89年製気動車「キハ100系」2両を約5000万円かけて改装。森の中を駆け回る100匹のポケモンのイラストを車体にあしらい、家族連れが楽しめるボックス型客車と遊びの空間を演出したプレールームの2両編成で、夏休みや週末など年160日間運行する。 SLは来年12月以降、岩手県内の釜石線を中心に週末の年80日間運行。盛岡市の岩手県営運動公園内に展示保存されている「C58」(1940年製)を使う。72年まで27年間、釜石線や大船渡線を走り続けた機関車で、さいたま市の大宮総合車両センターで1年かけて解