「吉野家」を運営する吉野家ホールディングスは12日、通常の牛丼並盛に比べご飯と肉の量をそれぞれ3分の2程度に抑えた「軽盛」(小盛り)を恒常的に売り出すと正式に発表した。合わせて、肉量を並盛りの3倍にした「特大盛」も期間限定で売り出す。それぞれ発売は13日から。価格は、軽盛が並盛より80円安い300円、特大盛は同350円高の730円。 軽盛で並盛を食べきれない女性や子供の需要を掘り起こし、特大盛は肉をたくさん食べたい若い男性などの需要を見込む。吉野家は、昨年12月に牛丼チェーン各社で相次いだ値下げに参戦せず、価格に敏感な顧客の流失が続いており、あの手この手の集客施策で販売回復につなげる考えだ。 軽盛と特大盛は、2〜3月に試験的に店舗限定で販売したところ、好評だったため、全店で扱う。吉野家の牛丼メニューは現在、肉とご飯量に応じて「並盛」(380円)「大盛」(480円)「特盛」(630円)の3タ