2009.12.21 マンガ表現でのコマなしコマ割りについて永山薫さんのマルチスクリーン・バロックの概念を参照しながら。
12月13日に大東文化大学で報告したレジュメをいまワードで修正してて図表も汚いけど(笑)つけたものを以下にコピペ。ただし下付き英数字なんかはワード文書ではちゃんと表記したりしてるけど以下では面倒なので修正してないかも。一応、未完成なので引用とかする際には僕の了解を得ること。研究目的でワード版を研究者個人で請求された場合は対応します。僕と面識ない方は本名、住所、勤め先(学校)、電話番号を必ずメールで教えてください。いずれが欠けてもお送りしません。面倒にならないかぎり(例:請求者多数とか神経質な対応とかストーカーとかいろいろ)送ります。レジュメなのでグルンステンの本を読んでて、なおかつ口頭の注記を聞いて完全レジュメと思ってください。ほぼ当たり前のことなんだけどたぶんマンガ研究の世界ではここらへんの常識が通用しない可能性があるのでわざわざ注記。 (付記)id:ITOKさんに図表を一部作成していた
色々あっていくらかタイミングが遅れてしまったが、泉信行(id:izumino)の同人誌『フィクション・ハンドブック』を取り上げておこう。 前作にあたる同人誌『漫画をめくる冒険』は、その透徹した論理考証の精密さで、ぼくを驚かせたものだが、この『フィクション・ハンドブック』もその内容の密度、視点の豊かさで、とても楽しませてくれた。 何よりも、『フィクション・ハンドブック』という、その大上段に構えたタイトルが凄い。そう、ここで綴られているものは、「漫画の選び方」ではなく、「小説の読み方」ではなく、「動画の楽しみ方」でもなく、「フィクションの見方」という、きわめて応用範囲の広い概念なのである。 当然ながら、その内容は多岐にわたる。一歩間違えれば散漫になっていたところだろうが、しかし、テーマの単純さがそれを救っている。 泉の疑問はきわめてシンプルだ。かれは問う。「フィクションとは何か?」「フィクショ
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