ブックマーク / hrhtm1970.hatenablog.com (14)

  • 「Manga Out of the Box」未公開だった記事も公開されました - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    えっ、未公開だった記事があったの?って感じですが、あったんです。 3月に全体が公開されたときには、公開できるかどうか自体未確定だったので、未公開分があることも言ってはいけないと言われていたのです(Googleに)。 で、半年近い時を経て、8月29日にようやく公開されました。Google側はそのことについて今のところ何も言ってませんのでここでお知らせします。 そもそもどうしてこんなに公開が遅れたのかについても詳細は言えないのですが、端的にまとめるとGoogleの怠慢だと言ってよいかと思います。記事の制作に当たった美術出版社はめちゃくちゃ頑張ってくれました。率直に言って私は今後、美術出版社と仕事をすることはあってもGoogle仕事をすることは二度とないと思います。 ともあれ、以下、未公開だった記事と、一部画像が未掲載だった記事(そんなのも複数あったんです)のリンクを以下に貼っておきます。ぜひ

    「Manga Out of the Box」未公開だった記事も公開されました - 宮本大人のミヤモメモ(続)
    izumino
    izumino 2022/09/05
    “で、半年近い時を経て、8月29日にようやく公開されました。Google側はそのことについて今のところ何も言ってませんのでここでお知らせします。”
  • 苦しみと喜びに向かい合う−水木しげると井上雄彦の仕事について− - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    西日新聞連載コラム「マンガは生きている」の4月分の原稿を転載します。 ここで取り上げたお二人の仕事については、ネット上ではすでに十分話題になっている感もあり、今ごろ載せてどうなるのかという気もします。 普段こういうことはしていないのに、今回だけやるのはどうなんだという気もします。 今読み返すともう今ならこんなふうには書かないだろうという箇所もあります。全力で書きましたが、お二人の表現の力に、拮抗できる批評の言葉になっているとも、正直思えません。書き手としての自分の限界のドキュメントにしかなってないだろうという気もします。 ただ、この二人の仕事に、拙いなりにも、今、マンガ批評の言葉は応答しなければならないのではないか、という切迫した感覚で書いたものなので、多少なりとも何かを考えていただくきっかけにはなるのではないかと思い、少しでも多くの人に読んでいただきたく、ここに転載することにしました。

    苦しみと喜びに向かい合う−水木しげると井上雄彦の仕事について− - 宮本大人のミヤモメモ(続)
    izumino
    izumino 2011/04/21
  • 「(仮称)北九州市漫画ミュージアムサポーターミーティング」レポート - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    ちょっと遅くなりましたが、8月23日(月)の13時30分から15時30分まで、北九州市役所庁舎特A会議室で開かれた「(仮称)北九州市漫画ミュージアムサポーターミーティング」のご報告をしたいと思います。 例によって例のごとく、長いです。が、一つの公立の施設ができて行く過程を、一人の研究者の視点から、こうやって継続的にウェブ上でレポートし続けて行った例は、今まであまりないんじゃないかなと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。 なお、今までの当ブログでの関連エントリは、上の「北九州市漫画ミュージアム(仮称)関連」というタブをクリックしていただくとずらっと出てきますので、お時間のあるときにどうぞ。 というわけで、まずは出席者のみなさんを。 (仮称)北九州市漫画ミュージアムサポーターミーティング出席者一覧(五十音順)[敬称略] 1.伊藤 明生 あず漫画研究会(同人誌事務局) 2.井上 秀作

    「(仮称)北九州市漫画ミュージアムサポーターミーティング」レポート - 宮本大人のミヤモメモ(続)
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    izumino 2010/09/01
  • 九州部会終わりましたー - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    泉信行さんにおいでいただいての例会、告知が遅かったんでどうかなと心配したんですが、30名のご参加をいただき、内容的にも充実した例会になったと思います。 前半の僕の話は、いずみのさんの今までの視点論や、夏目房之介さんや大塚英志さんが蓄積してきた、(おもに)少女マンガにおけるコマと言葉の重層化による内面表現をめぐる議論を、ジュネットのナラトロジーのうち「焦点化」についての議論に沿って整理・総合すると、マンガ作品・作家・ジャンルの語り口の特徴を、かなり体系的に分析することができますよね、という話でした。 事前に送っていただいていた、『Review House 02』に載ったいずみのさんの最新の論考の論点もあわてて取り入れつつ、かなり大きな枠組みを作れたかなと思ってたんですが。 これって要するに、このマンガの物語は表現としてこう描かれているという、描かれ方の分析が先に来ていて、その上で、だからこう

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    izumino 2008/11/28
  • 日本マンガ学会九州マンガ交流部会第9回例会のお知らせ - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    ■日マンガ学会九州マンガ交流部会・第9回例会 物語/漫画をめくる冒険−泉信行氏を迎えて− ■ 2008年、マンガ論の世界で最も注目を集めた著作は、『漫画をめくる冒険 読み方から見え方まで 上巻』(ピアノ・ファイア・パブリケーション)と題された同人誌だったと言ってよいでしょう。 著者の泉信行氏は、イズミノウユキ名義で、『ユリイカ』(青土社)などの雑誌に論考を発表されているほか、自らのブログ「ピアノ・ファイア」などを通じて、旺盛な執筆活動を続けてきた気鋭の書き手で、『漫画をめくる冒険』は、「漫画」が、書物という「めくる」ことを前提にしたメディアであることを踏まえつつ、めくることで広がる世界の「見え方」を論じた、まさに冒険的な論考になっています。 この例会では、泉氏をお招きして、氏の最新の問題意識や今後の展開をうかがうべく、マンガ史研究者の宮大人と、泉氏の発表、およびフロアの参加者のみなさん

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    izumino 2008/11/13
  • 【緊急連絡】マンガ学会・九州部会に泉信行さんが来られます - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    「緊急」って言っても僕がばたばたしててなかなか日程決められなかっただけなんですごめんなさいもうしません。 ともかく、11月15日(土)の午後1時か2時ごろから5時か6時ごろまで、北九大で、泉信行(id:izumino)さんにお話をしてもらえることになりました。合わせて僕も、ジェラール・ジュネットのナラトロジーの中の「焦点化」の議論と泉理論の接合ができれば、なんだかとっても包括的な感じになるんじゃないか、みたいな発表をさせてもらうつもりです。 ということで、僕と泉さん、それぞれ1時間半くらい話して、それぞれフロアの方も交えて議論、みたいな感じでやれればと思っています。 泉さんは今まであまり公開の場で話されることはなかったので、大変貴重な機会ですし、おそらく今用意されている最新の話題を提供してもらえるのではないかと思います。 『漫画をめくる冒険』をお読みの方はお分かりのように、泉さんのお話は、

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    izumino 2008/10/31
  • 『ユリイカ』マンガ批評特集のための座談会 - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    があったので、東京に日帰りしてまいりました。 今出てる号に予告が出てますからご存知の方もおられると思いますが、驚くべきことに、これからテープ起こしをして、参加者全員がゲラをチェックして、で、今月末発売の次号に載るのです(笑)。 今回の特集タイトルは「マンガ批評の新展開」。2年半前の「マンガ批評の最前線」が、伊藤剛さんの『テヅカ・イズ・デッド』のインパクトを中心に、マンガ論はここまで来たというのを見せるものだったとすれば、今回はその後の展開をおさらいしつつ、次のステップへ行こうとする感じでしょうか。 といっても、企画段階からだいぶ事前情報が得られる関わり方をした前回と違って、今回の僕はこの座談会のみの参加ですので、むしろ一読者として楽しみにしてる感じです。いや、それではほんとはいかんのですが、僕自身が全然その後「新展開」してませんので、致し方ありません。 で、今日は、今「マンガ批評の新展開」

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    izumino 2008/05/08
  • 『漫画をめくる冒険』(たぶん)最速紹介 - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    「ピアノ・ファイア」のいずみの=イズミノウユキ=泉信行さんの個人誌『漫画をめくる冒険−読み方から見え方まで−』の「上巻・視点」を御恵投いただきました。 あ、画像でかい。サイズの設定間違えたかも。ま、いいや。 実は、ありがたいことに、ができる前にゲラをいただいていたので、ちょうどが届く数日前に読み終わっていたのです。 で、ですね。 これは、すごいです。マジで。伊藤剛さんの『テヅカ・イズ・デッド』の「次」を切り開いて見せてくれる画期的な仕事だと言って過言ではないと思います。 タイトルはもちろん、漫画を「めぐる」の誤植ではありません。漫画は「めくる」ものであること、つまり漫画が、書物という形状のメディアに載って展開される表現であることをきちんと踏まえた議論を、いずみのさんは『ユリイカ』掲載の「視線力学の基礎」以来展開されているわけですが、その集大成となりそうなのがこのです。全159頁。来る

    『漫画をめくる冒険』(たぶん)最速紹介 - 宮本大人のミヤモメモ(続)
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    izumino 2008/03/16
  • 2007-05-20

    【21日の0時台に書いています】 っていうかオフレポばっかりですけどね、このブログ。 ともあれ、今日は「ピアノ・ファイア」のいずみの(id:izumino)さんをお招きしての研究会&懇親会でした。 お招きしてって言うか、順序から言うと逆で、いずみのさんがこちらにおいでになるというので、じゃあせっかくですからと僕がお願いした次第です。 ちょっと急なことだったので、参加者は、いずみのさん、僕、いずみのさんのご友人のYさん、それからマンガ学会・九州部会の大城房美さん、Sさん、そして九大大学院の金慈恵さんと、「恍惚都市」のid:komogawaさんの7名でしたが、これがなかなか、濃密な発表&討議にはちょうどいい人数で、すごく充実した研究会になったと思います。いずみのさんにとってどれくらい刺激的なコメントができたかはちょっと心もとないんですが、僕にとっては、すごく面白かったです。おそらく2007年5

    2007-05-20
    izumino
    izumino 2007/11/02
  • 僕の好きなオフレポ - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    っていうかオフレポばっかりですけどね、このブログ。 ともあれ、今日は「ピアノ・ファイア」のいずみの(id:izumino)さんをお招きしての研究会&懇親会でした。 お招きしてって言うか、順序から言うと逆で、いずみのさんがこちらにおいでになるというので、じゃあせっかくですからと僕がお願いした次第です。 ちょっと急なことだったので、参加者は、いずみのさん、僕、いずみのさんのご友人のYさん、それからマンガ学会・九州部会の大城房美さん、Sさん、そして九大大学院の金慈恵さんと、「恍惚都市」のid:komogawaさんの7名でしたが、これがなかなか、濃密な発表&討議にはちょうどいい人数で、すごく充実した研究会になったと思います。いずみのさんにとってどれくらい刺激的なコメントができたかはちょっと心もとないんですが、僕にとっては、すごく面白かったです。おそらく2007年5月20日のマンガ論の最先端は福岡に

    僕の好きなオフレポ - 宮本大人のミヤモメモ(続)
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    izumino 2007/05/22
  • 今日21日(木)と来週28日の朝日新聞夕刊文化面の - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    「学のいま」という連載記事で、マンガ研究の現状が取り上げられます。今日の分では竹内一郎氏の著書に関する問題にも触れられるようです。僕のところにも、先週わざわざ東京から取材に見えられていました。 ちなみに、竹内一郎氏のサントリー学芸賞受賞問題については、これ以外にも紙媒体での反応が出始めていて、ちょっといつの号か分からなくなってしまったのですが、『SPA!』に掲載された、斎藤宣彦さんによる『エロマンガ・スタディーズ』の書評の冒頭でこの問題についてかなりしっかり触れられているのがおそらく最初で、17日(日)の東京新聞掲載の「音のコラム」では藤由香里さんが、また18日発売の「サイゾー」1月号でもフリーライターの中川大地さんが、それぞれ限られた字数の中で、的確に論点をまとめられています。

    今日21日(木)と来週28日の朝日新聞夕刊文化面の - 宮本大人のミヤモメモ(続)
    izumino
    izumino 2006/12/21
  • 2006-01-06

    さてさて今日も続きます。 ユリイカ2006年1月号 特集=マンガ批評の最前線 出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/12メディア: ムック購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (70件) を見る ですが、恥ずかしながら僕はあずまさんの作品をきちんと読み込んでないことを告白しておきます。その上で、「マンガ家へのインタビュー」として読むと、よつばの視点で捉えられた絵がないことに着眼している点など、やはり伊藤さんの技量が良く出ているいいインタビューだと思います。 個人的には、浦沢さんとあずまさん、ある意味ではかなり離れたポジションにいる二人が(例えば、あずまさんのインタビューにはすでにたくさんの反応・感想がブログに上がっていますが、浦沢さんの方はまだそれ程でもないんですね。また、昨日はこのブログとしては異例の600を超えるアクセスがあったんですが、その中にはてなキーワード

    2006-01-06
    izumino
    izumino 2006/09/26
  • 2006-01-04

    今年もよろしくお願いします。 12月30日から1月3日までは一切仕事せず、子供と公園に行ったり公園に行ったり家族で初詣に行ったり子供と公園に行ったり博多駅に電車見に行ったり家族でぜんざいべに行ったりして遊び倒し、リフレッシュさせていただきました。今日は大学に行って散らかり放題の研究室の片付けに手を着けました。 で、夜ごとちょびちょび『ユリイカ』を読み進めていたのですが、ちょうど昨夜読み終わったので、感想や補足など記してエントリ初めということにしたいと思います。 ユリイカ2006年1月号 特集=マンガ批評の最前線 出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/12メディア: ムック購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (70件) を見る やっぱこの特集すごいっすわ。どれもこれも、今後何らかの形で後続のマンガ論によって参照されることになるだろうと思われる水準です。伊藤剛さんが

    2006-01-04
    izumino
    izumino 2006/09/26
  • 2006-01-07

    いよいよ(ようやく?)今日でおしまいです。 ユリイカ2006年1月号 特集=マンガ批評の最前線 出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/12メディア: ムック購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (70件) を見る 目次で「新しいマンガの読み方・描き方・語り方」とまとめられた三の論考・エッセイと、マンガ編集者覆面座談会、そして「必読!マンガ論ブックガイド」です。 まず竹熊健太郎さんの「デジタルマンガの現在」は、ブログ「たけくまメモ」や毎日新聞社発行の「まんたんブロード」に書かれてきたものをまとめ直されたものですが、こういう形できちんとまとまって活字になったのは、後年から見たときの記録としても大事だと思います。最後の井端義秀「夏と空と僕らの未来」についての議論はさすがです。 次のマンガ編集者覆面座談会「マンガ雑誌はどこへ行くのか」も、記録として重要だと思いますが、せっ

    2006-01-07
    izumino
    izumino 2006/01/08
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