ネットで「リアリティ」というフレーズが用いられる時は、いつもカギ括弧付きの言葉として扱われがちですね。 それは、「リアリティ(reality)」が「現実感」の英訳であり、そしてrealityは現実感としか訳せないという誤った思い込みから来ていると思います。 だから「ここでいうリアリティというのは、説得力や納得感があるという意味のことで、いわゆる現実感とは別の・・・」と遠回しに説明しなければいけなくなるのですが、そもそもリアリティは「現実感」としか訳せない英語なんだ、と考えるから説明が難しくなるんだと思います。 (「リアリティ」はなんて訳す? 訳し方はひとつじゃないはずだ - ピアノ・ファイアより) この論点については、以前書いた『図書館戦争』と”不気味の谷”という記事のコメント欄で有益な意見をもらえたこともあって興味のある話題ですので、自分メモついでに少々雑感を。とはいっても、基本的には上