オープンソースのコンピューター・ビジョン・ライブラリ「OpenCV」の基礎や基本的な使い方、3.0の新機能を解説する連載。初版=バージョン2.4.9に基づく記事。現在はバージョン3.0/3.1に対応。
最近さまざまなイベントやブログエントリで見かける「DevOps」。この言葉をひもとき、なぜ「Dev」と「Ops」が衝突するのか、その解決に必要な要素とは何かを分かりやすく解説します。 DevOpsとは 2009年にオライリーが開催した「Velocity 2009」というイベントにおいて、Flickrのエンジニアが、“開発と運用が協力することで、1日に10回以上のペースでリリースが可能になること”を紹介しました。いまさまざまなシーンで見かける「DevOps」という言葉は、このプレゼンの中で登場したものです。 DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)が協力し、ビジネス要求に対して、より柔軟に、スピーディに対応できるシステムを作り上げるためのプラクティスです。多くの人々により議論は続けられていますが、ITILとは異なり、現時点においては、DevOpsに厳密な
ビッグデータ活用:その分析実装として注目されるMahout 長年蓄積した企業内データや、ソーシャルネットワークサービス、センサ端末から集められる膨大なデータを活用し、企業における利益向上やコスト削減などに活用する動きが活発になってきました。 データの分析手段として最近とみに注目されている技術として「機械学習」があります。大規模データの処理を得意とする大規模分散処理基盤「Apache Hadoop」の強みを生かし、簡単に機械学習を行うためのライブラリが、「Apache Mahout」(以下、Mahout)です。 本稿ではMahoutを用いたデータ分析の例として「文書分類」を取り上げます。マシンを用いて分析実行する際の手順や陥りがちなポイント、チューニング方法の一例を紹介します。 Mahoutとは? MahoutとはApache Software Foundationが公開しているOSSの機械
「Vagrant」って何ぞ?(・o・):Vagrant開発者 Mitchell Hashimoto氏に聞いた 仮想の開発環境作成ツールとして人気が高まっている「Vagrant(ベイグラント)」。その開発者であるMitchell Hashimoto(ミッチェル ハシモト)氏が来日するとの情報を聞き、2013年7月12日、VOYAGE GROUPで行われたミートアップに駆け付けた。 「Vagrant」とは Vagrantとは、違う環境に移行可能な開発環境を簡単に構築・管理し、配布することができる開発環境作成ツール。「ほんの数行書くだけで開発用の仮想マシンを構築できる」という優れものだ。 Vagrantのビジョンは、「開発者とシステム管理者にとって最高の『開発フロー』を提供すること」。Vagrantをダウンロードして「vagrant up」と入力し、実行するだけでそれが可能となる。 システム管理
書籍紹介 本連載は下記書籍から第5章を基に、@IT向けに再構成して掲載しています。 目次 序 章 ビッグデータの時代 第1章 NOSQLとは何か? 第2章 NOSQLのデータモデル 第3章 アーキテクチャの基本概念と技術 第4章 HadoopはNOSQL? 第5章 主なNOSQLデータベース製品 第6章 NOSQLデータベースの選択基準 第7章 NOSQLを使うビジネス 本連載は書籍『NOSQLの基礎知識』(リックテレコム刊、ISBN:978-4897978871)で解説されている内容から一部を抜粋し、本連載向けに一部再編集して掲載したものです。 書籍では、一般にNoSQLと呼ばれている各種データベース技術について、基本概念から主要なプロダクトの特性、ベンチマーク結果までを紹介しています。データモデルやアーキテクチャの違いといった基本概念から、各プロダクトの特徴を理解できる内容になっていま
2012/09/12 ヴイエムウェアはNiciraをどうしたいのか。8月末のサンフランシスコにおけるVMworld 2012で、ネットワーク&セキュリティ担当バイスプレジデント兼CTOのオールウィン・セクエイラ(Allwyn Sequeira)氏に買収の背景、今後の戦略、OpenStackとの関係などについて詳細に聞いたのでお伝えしたい。セクエイラ氏はTCP/IPの開発にもかかわったネットワーク業界のベテラン。Cloud Security AllianceおよびOpen Networking Foundationの創立時からのメンバーでもあり、今回の買収にも関与したという。 前提として、ヴイエムウェアはNicira買収のプレスリリースで、「サーバ仮想化のヴイエムウェアを、Niciraがネットワーク仮想化で補完する」というような表現をしているが、これは非常に表面的な説明だ。 すでにヴイエムウ
2012/09/10 オンラインでの動画サービスを提供している米Netflixは9月4日、Amazon Web Services(AWS)クラウド向けの負荷分散ツール「Eureka」をオープンソースとして公開した。 Eurekaは、AWSで構築しているミッドティアサーバの負荷分散およびフェイルオーバーを目的とした、RESTベースのツールだ。サービスの制御を行う「Eureka Server」と、アプリケーションサーバにインストールされ、Eureka Serverと連携しながら負荷分散を行うJavaベースのクライアント「Eureka Client」で構成される。同クライアントもラウンドロビンによる基本的な負荷分散を行うロードバランサ機能を備えている。 AWSはすでに、エンドユーザーからのトラフィックに近いエッジサービスの負荷分散を行う「AWS Elastic Load Balancer(ELB
RFCとなった「OAuth 2.0」――その要点は?:デジタル・アイデンティティ技術最新動向(2)(1/2 ページ) いまWebの世界では、さまざまなWebサービスが提供するプラットフォームと、サー ドパーティが提供するアプリケーションがAPIを中心に結び付き、一種の「APIエコノミー」を形成しています。この連載では、そこで重要な役割を果たす「デジタル・アイデンティティ」について理解を深めていきます。 再び、デジタル・アイデンティティの世界へようこそ 前回「『OAuth』の基本動作を知る」ではOAuthの仕様がどういうものかについて説明しました。今回は引き続き、 OAuth 1.0とOAuth 2.0の違い OAuth 2.0をセキュアに使うために知っておくべきこと について述べていきます。 OAuth 1.0とOAuth 2.0の違い クライアントタイプの定義 OAuth 2.0では、O
2012/09/03 米ヴイエムウェアは8月末に米サンフランシスコで開催したVMworldで、「Software-defined Datacenter」を目指すという姿勢を鮮明にした。これをヴイエムウェアは「ビジョン」(構想)と呼んでいるが、「クラウド関連技術は今後こういう方向で進化する」という、同社としての見方を表現した言葉であるとともに、これを新たな市場としてとらえ、この市場に最初に参入していくという意思表明であるとも考えられる。 新CEOのパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)氏は、同社CTOのスティーブ・ハロッド(Steve Herrod)氏が一字一句吟味したSoftware-defined Datacenterの定義として、「すべてのインフラが仮想化されてサービスとして提供され、さらにこうしたデータセンターの制御が完全にソフトウェアで自動化される」世界を目指していると
デジタル・アイデンティティの世界へようこそ はじめまして、OpenID Foundation JapanでエバンジェリストをしているNovです。 この連載では、僕を含めOpenID Foundation Japanにかかわるメンバーで、OpenID ConnectやOAuthなどの「デジタル・アイデンティティ(Digital Identity)」にかかわる技術について紹介していきます。 APIエコノミー時代のデジタル・アイデンティティ 世界中で9億人のユーザーを抱える「Facebook」や5億人のユーザーを持つ「Twitter」など、巨大なソーシャルグラフを持つサービスが、日々その存在感を増しています。日本でも、グリーやモバゲーなどがそれぞれソーシャルゲームプラットフォームを公開し、国内に一気に巨大なソーシャルゲーム市場を作り上げました。最近では、ユーザー数が5000万人を突破し、プラット
連載インデックス 「Androidで動くJavaアプリ開発入門」 初心者のための入門連載です。「Androidアプリとは何か」の基礎知識から開発環境の構築(Android Studio、SDK ToolsとEclipse ADT、NDK、エミュレーターなどのインストールや使い方)、Java言語で書くアプリ開発の基本的なところから、最新版5の新機能までまとめて解説します。Activity、Intent、サービス、WebView、ゲーム開発、センサー、カメラ、位置情報/GPS、Bluetooth通信、NFC、Android Wearなど ※本連載のアップデート版連載は「実業務でちゃんと使えるAndroidアプリ開発入門」として連載中です。 Javaでの常識が通用しないAndroidにおけるメモリ管理の注意点 実業務でちゃんと使えるAndroidアプリ開発入門(3) Androidアプリのメモリ
2009年10月、Android Marketの有料アプリ配信が始まりました。また先日新バージョンの2.0も発表され(参考:グーグル、Android 2.0対応のSDKリリース)、これからAndroidのアプリ作成を始めようという方も多いと思います。せっかくなので、Androidだからこそ作れるアプリを作りたいものですね。 本稿では、Androidの特徴を押さえてアプリ作成を始めるための基礎を紹介します。 Androidアプリ作成を始めるには何が必要なの? まずは、Androidアプリ作成に当たり、必要なものを確認します。 ■ OS環境 ここで特筆する必要はないかもしれませんが、以下の通りです。 Windows XPまたは、Vista Mac OS X 10.4.8以降 Linux ちなみに、筆者のOS環境はWindows 7ですが、2009年11月現在のところ問題は起きていません。 ■
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