CRCカードとは、オブジェクト指向ソフトウェア設計で使われるブレインストーミングツールである。CRC とは「クラス-責務-コラボレータ」を表す英語[1]の頭文字である。ウォード・カニンガムの考案である。通常、設計の最初期にどのようなクラスが必要で、それらがどのように相互に連携するかを決定するのに使う。 CRCカードにはインデックスカードが使われる(米国では76mm×127mmサイズが一般的)。それに以下のような項目を記述していく: クラス名 パッケージ名(もしあれば) そのクラスの責務(すべきこと) そのクラスが自身の責務を果たすために連携しなければならない他のクラスの名前を列挙する。 一枚のカードに一個のクラスに関する以上の事項が書かれる。このとき小さなカードを使うことで設計の複雑さを最小にする(あまり詳細を書き込まない)。これは設計者らが各クラスの詳細に入り込むのを防いでクラス群の本質
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