タグ

ブックマーク / kmiura.hateblo.jp (8)

  • kom’s log - 戦争をしない国

    粒子物理で宇宙線のモンテカルロ・シミュレーションをやっているひととディスカッション。実は隣のマックスプランクにいる彼の専門のことはこれまで知らなかったのだが、たまたま最近判明してもりあがった。モンテカルロの並列化についていろいろおしえてみらう。今後お世話になるなあ。フォートランの方がCより速い、とかいっていた。ほんとかよ。 所内報のエディターと打ち合わせ。昨晩ながながと書いた牛涎な文章を「エディットしたらOKね」とのことでありがたがってくれた。ほっとひといき。 来月のミーティングのことで、パリ・エコール・デ・ミンの数理形態学センターのひとたちとメールやりとり。ヴィデオコンファレンスにしようということで、ビデオ参加したいというオックスフォードの支所に連絡。うちの部門のヘッドがゲストのメンツになんか妙にびびっているので、エコール・デ・ミンってなんじゃね、とフランス人ジェローム君に聴いたら、パリ

    kom’s log - 戦争をしない国
    j708
    j708 2007/01/24
  • 新教育基本法 下位法の制定に注意せよ---kom’s log

    頼まれていた所内報のエッセイがく〆切間近。調子じゃないんで、だらだら書いていたら牛の涎のごときひどい文章だ。目もあてられん。どうしよ。とりあえず出してあとで考えよう。 ひらがなに変換したこのサイト。雰囲気かわるなあ。次のサイトをつかいました。 リンク: ひらがなゲートウェイ 自分が漢字に依拠していることがよくわかる。リンク先までひらがなになるのですごいです。このサイトだったらひらがなでもいいだろうなあ、と思ったのは空中キャンプで、やってみたら確かにそう。ひらがなにあった文体がある。 それにしても、ロシア人がウォッカを飲みつつ谷崎を読んでる、なんて絵はなかなか面白い。 id:sue:20070122#p3 こりゃなんかいいなあ。国籍ネタですな。まぜっかえそう。 ルパン三世を見て眉をひそめるドイツ人 司馬遼太郎を読んで血気にはやるアイルランド人 レゲエを聴きながら正岡子規を読むブラジル人 砂

    新教育基本法 下位法の制定に注意せよ---kom’s log
  • スシ憲兵を巡って - kom’s log

    ちょっとまえに、日の農水省が和レストラン認証制度を導入し、世界各国の和屋を覆面テストするというような記事についてコメントした(id:kmiura:20061102#p2)。和とは思えない料理が世界に跋扈しているので(うちの近所半径1キロ内に寿司屋が三軒あるが、いずれも無残である)、まあ、「我こそが和」と思っている日人経営の和屋には実にあるがたい話である一方、という文化の流動性と発展性を阻害することにはなりやしないか、というようなことで、少々批判もした。同時に、ホンモノの和の職人であれば、そのような国主導の認可をものともしないはずである。なにしろテクが素人とは段違いなのだから。問題は、海外移住したけどほかにできることがなくて、というような和の調理人だろう。日であれば即つぶれるような店舗であっても、海外ならば日人ということで場所さえ選べばあとは体力のみで営業は可能だ。

    スシ憲兵を巡って - kom’s log
  • kom’s log - 現場の枯渇

    教育法改正案は、憲法草案との整合性をチェック済みであるという文科相の発言はあまり不思議な発言ではない。文科相自身、あたりまえのこととして述べたのだろう。このあたりの背景は、こちらのKouさん(秋扇巵言)による力作「教育法改正と公共精神」を読んでいただければ、それが戦後以来の数十年の歴史の中に位置づけられる話しであることがわかるだろう。日教組撲滅などという虚飾は実になまやさしいその場限りのウソで、あたかもそれが重大なことであるかのように論じる教育再生会議や政治家の詐欺師ぶりにはあっけにとられるしかない。 簡単にいえば、国民が体制に盲従することを規定する憲法と、そのことに疑問を抱かない国民を供給するマシーンである教育の両輪だ。このクラシックなシステムがどれだけ日政治家・官僚・財界などのエスタブリッシュメントにとって都合がいいのかは、別に説明するまでもない。のであるが、抽象的な点だけ

    kom’s log - 現場の枯渇
  • 2006-11-21

    エンジニアのフランス人、J君と茶飲み話をしていた。「最近宮崎駿にはまっている」とのことで、アニメの話をした。なによりもいちばんいいのはポッコ・ロッソだ、というのが彼の意見である(”紅の豚”のことである)。最近見たのは「耳をすませば」(だったかな)だ、というので、ありゃ東京都下のベッドタウンの風景でねえ、などと多摩ニュータウンのあたりの説明や、郊外化問題などの話をした。パリの郊外出身の彼には、この郊外の様子はよくわかるみたいなのだが、多摩丘陵に少々センチメンタルな思いもある私は、いやわかるはずがない、などとワガママいいながら、事細かに説明した。「海が聞こえる」の高知あたりのマッチョ男の話なども続いて雑談は進んだ。 いやそれでさ、おもしろいのはいいんだけど宮崎駿にかぎらず日のアニメに一貫して不満な点がある、という。なんで恋愛がトピックにならんのだ、というのだ。なにー、と思って説明してもらった

    2006-11-21
  • kom’s log 学校マクドナルド化批判

    このところ、教育法の改定に賛成する人々の意見をあっちこっち見にいっていたのだが、賛成の理由はどうやら”日教組粉砕”らしい。小学生のころにみかけた”ニッキョーソオ、フンサーイ”と、軍歌をバックに怒号するウヨクの黒いトラックの思い出からはや20年以上たつわけであるが、いまだに”ニッキョーソオ、フンサーイ”なわけで、ついにはそれが政治日程に載っている、ということなのである。いやはや時代はかわったものだ。などと目を細めるほど歳をとっているわけではないので、彼らの考え方に関する私のささやかな分析をかきとめておく。簡単なことだ。彼らの頭の中では、目下の教育は以下のような仕組みなのである。 日教組(及びその黒幕である共産党) −> 教師 −>生徒。 これを教育法の改定により次のように変える。 日政府 −> 教師 −>生徒 実にわかりやすい。正しいかどうかはともかく、明快である。要するに教育の大

    kom’s log 学校マクドナルド化批判
  • ”志”は理念ではない - kom’s log

    安倍晋三の政策は、日米軍事同盟の実質化、すなわち日がブレア政権下のイギリスのようになることを中心にすえているとを念頭に眺めると実にわかりやすい。この方針は1960年5月に警官とやくざを国会に招き入れて新安保の強行採決をした祖父・岸信介の遺志を直接継ぐものでもあるので、まったく単純明快というか、わかりやすすぎるほどである。具体的には憲法改正を伴う日の軍事立国化が目標となる。その片翼として教育法の改正が重要な目標として掲げられているのは周知のとうり。06年9月29日付の所信表明演説(デファクト施政方針演説)では次の部分だ。 私が目指す「美しい国、日」を実現するためには、次代を背負って立つ子どもや若者の育成が不可欠です。ところが、近年、子どものモラルや学ぶ意欲が低下しており、子どもを取り巻く家庭や地域の教育力の低下も指摘されています。 教育の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家、社会

    ”志”は理念ではない - kom’s log
    j708
    j708 2006/10/04
  • 日本人入門 - kom’s log

    先週の私はドイツに来て10周年であり、10度目の誕生日でもあった。私の誕生日を祝う友人たちとイタ飯屋でさんざん飲みいしたあとに、じゃあもう一軒、ということで街の中心にある広場に向かった。中世の雰囲気を残す石畳の広場には、我々がよく集う飲み屋がある。その飲み屋の前にある街灯に古い型の自転車が立てかけてあり、フレームには日の丸がぶら下がっていた。どこの日人だ、こんなアホなことしているのは、と私はいいかげん酔っ払っている友人たちにいった。すると彼らは、おもしろい自転車だし写真でもどうだという。そこで私は自転車にまたがった。友人たちは揃ってケータイのシャッターを切りまくっている。そうこうしているうちにどこからともなく封筒を渡された。なんじゃこりゃ、やっとプレゼントかね、とぶつぶついいながら封を切ってみたら自転車の鍵が入っていた。私がまたがっていた日の丸自転車は、私への誕生日プレゼントだったので

    日本人入門 - kom’s log
  • 1