電子ブック制作ソフト「iBooks Author」が、最終出力形式としてiBooksファイル(*.ibooks)と、その一時作業用としてIBAファイル(*.iba)を利用することは前回述べたとおり。そしてiBooksファイルがEPUBをベースに独自の拡張をくわえたものだという点も、重要なポイントだ。 教科書のような社会公益性の高い存在には(オープンかつ世界標準規格の)EPUBを選ぶべき、という意見もあるだろうが、iBooksファイルは有償でなければiBookstoreを経由しない自由配布が認められる。教科書といえども、医療など専門分野向けや副教材という位置づけであれば、プロプライエタリな仕様であることに目くじらを立てる必要もないだろう。むしろ懸念すべきは、Appleによる審査が行われるであろう点だと個人的には考えている。 ただ引っかかるのは、iBooksとiBooks Authorの新機能
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