馴化 ある反応を誘発する刺激が繰り返し呈示されると、その反応が減少していく現象は馴化(じゅんか)と呼ばれる。馴化はヒトを含むほぼすべての動物に見られる現象である。 単発の大きな音を聞くと、多くの動物は行動を中断させ音がした方向を振り向く驚愕反応を示す。しかし、同じ音を繰り返し聞かせると、この驚愕反応は徐々に減少していき、最終的にはほとんど反応を示さなくなる。そこで全く異なる大きな音を聞かせると再び驚愕反応を示す。 この例から分かるように、馴化は刺激に特定的である。これは刺激特定性と呼ばれる。これ以外にも馴化にはさまざまな特徴があることが分かっている。 脱馴化 ある刺激に馴化させた後で別の刺激が与えられると、元の刺激に対する反応が大きくなる現象は脱馴化と呼ばれる。 刺激般化 馴化には刺激特定性はあるものの、類似した新しい刺激の場合は馴化が転移することがあり、これは般化と呼ばれる。 例えばピス