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2017年4月7日のブックマーク (3件)

  • 馴化 | 学習心理学

    馴化 ある反応を誘発する刺激が繰り返し呈示されると、その反応が減少していく現象は馴化(じゅんか)と呼ばれる。馴化はヒトを含むほぼすべての動物に見られる現象である。 単発の大きな音を聞くと、多くの動物は行動を中断させ音がした方向を振り向く驚愕反応を示す。しかし、同じ音を繰り返し聞かせると、この驚愕反応は徐々に減少していき、最終的にはほとんど反応を示さなくなる。そこで全く異なる大きな音を聞かせると再び驚愕反応を示す。 この例から分かるように、馴化は刺激に特定的である。これは刺激特定性と呼ばれる。これ以外にも馴化にはさまざまな特徴があることが分かっている。 脱馴化 ある刺激に馴化させた後で別の刺激が与えられると、元の刺激に対する反応が大きくなる現象は脱馴化と呼ばれる。 刺激般化 馴化には刺激特定性はあるものの、類似した新しい刺激の場合は馴化が転移することがあり、これは般化と呼ばれる。 例えばピス

  • #992. 強意語と「限界効用逓減の法則」

    [2012-01-12-1], [2012-01-13-1]の記事で,副詞としての very の起源と発達について見てきた.強意の副詞には,very の場合と同様に,来は実質的な語義をもっていたが,それが徐々に失われ,単に程度の激しさを示すだけとなったものが少なくない.awfully, hugely, terribly などがそれである.意味変化の領域では,意味の漂白化 (bleaching) が起こっていると言われる. おもしろいのは,このような強意の副詞がいったん強意の意味を得ると,今度は使い続けれられるうちに,意味の弱化をきたすことが多いことである.ちょうど修辞的な慣用句が使い古されて陳腐になると,来の修辞的効果が弱まるのと同じように,強意語もあまりに頻繁に用いられると来の強意の効果が目減りしてしまうのである. 効果の目減りということになれば,経済用語でいう「限界効用逓減の法則

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2017/04/07
    ”意味の漂白化 (bleaching)” /馴化(じゅんか) - http://kagaku-jiten.com/learning-psychology/habituation.html 意味変化
  • #2568. dead metaphor (1)

    metaphor として始まったが,後に使い古されて常套語句となり,もはや metaphor として感じられなくなったような表現は,"dead metaphor" (死んだメタファー)と呼ばれる.「机の脚」や「台風の目」というときの「脚」や「目」は,来の人間(あるいは動物)の体の部位を指すものからの転用であるという感覚は希薄である.共時的には,来的な語義からほぼ独立した別の語義として理解されていると思われる.英語の the legs of a table や the foot of the mountain も同様だ.かつては生き生きとした metaphor として機能していたものが,時とともに衰退 (fading) あるいは脱メタファー化 (demetaphorization) を経て,化石化したものといえる(前田,p. 127). しかし,上のメタファーの例は完全に「死んでいる」わ

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2017/04/07
    "衰退 (fading) あるいは脱メタファー化 (demetaphorization)"