「事故なく目的地へ到着する」。クルマを運転するうえで大前提のことで、ドライバーが最も気に留めておかなくてはいけないことだ。悲しい交通事故を今以上増やさないためにも、である。 が、それはわかっていても、安全にクルマを走らせるのは簡単なことではない。気の緩み&勘違い走行、交通ルール無視、○○ルール、暴走運転など、日本の道路は今や“カオスな交通社会”になっているからである。 下データの「平成29年、交通死亡事故の特徴」を見ても、相変わらず正面衝突や横断中が多く、注意さえしておけば回避できたはず事故が減らない。 警察庁統計「平成29年、交通死亡事故の特徴」より。平成19年に比べ平成29年は件数は減っているが、「正面衝突」「横断中」「出会い頭衝突」による事故は多い傾向 「運転を職業にするプロの方なら、安全運転のテクやコツ、考え方を持っているはず」。そう考え、職業ドライバー5人の方へ取材を行った。 「