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2019年10月12日のブックマーク (4件)

  • ヘレニズム

    ヘレニズム アレクサンドロスの帝国成立によって生まれた新たな文化の段階。ギリシア文化とオリエント文化の融合によって成立し、さらにローマやインドの文化にも大きな影響を及ぼした。またその時代、前4~前1世紀をヘレニズム時代とも言う。 ヘレニズムとは「ギリシア風の文化」を意味する。古代ギリシア人が自らを英雄ヘレンの子孫という意味の「ヘレネス」と呼び、その土地を「ヘラス」と言ったことによる。世界の文化史上は、前4世紀のアレクサンドロス大王の東方遠征によって、ギリシア文化とオリエント文化が融合して形成された文化をさす。アレクサンドロス大王の帝国以降のヘレニズム三国、および小アジアのペルガモン、中央アジアのバクトリアなどのギリシア系国家のもとで発展した。 ギリシア土のポリスは、アテネ、スパルタなどは依然として都市国家として残っており、コリントなどはアカイア同盟という都市同盟を結成していた。 ヘレニズ

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/10/12
    "日本で流通しているヘレニズム概念には、最高の到達度にあったギリシア文明と、劣等な東方(アジア)のオリエント文明という差別的な価値観が深く内在しているとして、見直しを迫る見方が出ている"
  • あいちトリエンナーレ 補助金不交付問題で表出した「公共の解体と私物化」 想田和弘(映画作家)

    国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(19年8月1日―10月14日)。その企画展である「表現の不自由展・その後」がきっかけとなって、さまざまな騒動が巻き起こった。一部作品の公開中止と再公開。そして文化庁の補助金不交付決定……映画作家・想田和弘さんはこの問題をどう見るのか、ご寄稿いただいた。 あいちトリエンナーレにおける企画展の一つである「表現の不自由展・その後」(以下、「表現の不自由展」とする)が、外部からの脅迫を受けて「危機管理上の正当な理由」によって中止された。それを受けて、トリエンナーレに対して交付される予定だった補助金7820万円が、9月26日、文化庁によって突然、全額不交付と決定された。補助金の交付を決定する採択をした外部審査委員への意見聴取を行うことなく、文化庁ないし文部科学省のトップの独断で決定されたようである。 この一連の事件は①「表現の自由」を脅かす問題であると同時

    あいちトリエンナーレ 補助金不交付問題で表出した「公共の解体と私物化」 想田和弘(映画作家)
  • 台風19号の「低気圧」で体調が悪い人の特徴

    「今日は頭が痛いと思ったら、やっぱり低気圧が近づいているみたい」など、体調不良で天気をピタリと当ててしまう人は、皆さんの周辺にもいませんか? このような天気によって引き起こされる体調不良は「気象病」と呼ばれ、決して「気のせい」ではありません。なぜ、天気が体調にも影響するのでしょうか。 「雨の日は頭が痛くなる」「台風が近づくとぜんそくの発作が出る」「梅雨時に古傷がしくしく痛む」――。天気が原因で起きる体調不良は、医療現場では昔から「気象病」と呼ばれていました。長年気象病について研究を行い、日で初めて「天気痛外来」を開設した、愛知医科大学の佐藤純教授は、こうした症状を「天気痛」と呼びます。 気象病として最も多くの人が挙げる症状が頭痛。ほかにも、首の痛み、めまい、耳鳴り、気管支ぜんそく、関節痛、神経痛、古傷の痛み、うつ)や不安症なども気象病の症状のひとつです。佐藤先生によると現在、気象病で

    台風19号の「低気圧」で体調が悪い人の特徴
  • #3820. なぜアルフレッド大王の時代までに学問が衰退してしまったのか?

    昨日の記事「#3819. アルフレッド大王によるイングランドの学問衰退の嘆き」 ([2019-10-11-1]) で話題にしたように,9世紀後半のアルフレッド大王の時代(在位871--99年)までに,イングランドの(ラテン語による)学問水準はすっかり落ち込んでしまっていた.8世紀中には,とりわけ Northumbria から Bede や Alcuin などの大学者が輩出し,イングランドの学術はヨーロッパ全体に威光を放っていたのだが,昨日の記事で引用したアルフレッド大王の直々の古英語文章から分かる通り,その1世紀半ほど後には,嘆くべき知的水準へと堕していた. その理由の1つは,ヴァイキングの襲来である.793年に Lindisfarne が襲撃されて以来,9世紀にかけて,イングランドでは写の制作が明らかに減少した.イングランドの既存の写も多くが消失してしまい,大陸へ避難して保管された写