子どもたちが読書習慣を身につけるために、もっとも身近な場所となるのが学校図書館です。1954年に施行された学校図書館法は、学校図書館を「欠くことのできない基礎的な設備」と位置づけています。最近は読書だけでなく、本と触れあう学びの場として、また、情報活用能力を育成する場として活用する学校が増えています。(写真は、汐入東小の学校図書館を使った授業の様子) 学校司書常駐で貸出冊数が3倍に 荒川区立小 東京都荒川区立汐入東小の2階玄関を入ると、すぐ目の前に学校図書館の入り口がある。2010年に開かれた新しい校舎は8階建てで、学校図書館はその中心に位置づけられている。特別教室三つ分のゆったりとしたスペースに約2万冊が並び、光が差し込む窓際には畳敷きの読書コーナーもある。 10月下旬に訪ねると、1年生の国語の授業が行われていた。 「今日はひとつのお話を読みます」。担任の岩井咲子教諭が「いやいやえん」(
![司書常駐で貸し出し3倍、蔵書20万冊……進化する学校図書館 |読書のチカラ|朝日新聞EduA](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8dfaa5ca61294474adf82a73a22d54ef1f845e79/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpublic0.potaufeu.asahi.com%2Fb387-p%2Fpicture%2F27935224%2F05e783dd654896691bbd2550d87c0cb3.jpg)