世界的な冒険家にして,業界で最も有名なデジタル・アイドル,ララ・クロフトが再び我々の前に帰ってきた。今回のテーマは「原点回帰」(当社推定)。初めて登場したときのように,飛んだり跳ねたりクルッと回ったりと,もう大忙し。しかもポリゴン増量で,以前よりずっと美しくお肌もツヤツヤ。揺れるところも揺れる。そんなEidosの看板娘の最新作「Tomb Raider: Legend」の出来はいかに? 最初にお断りしておかなくてはならないが,私は今回紹介する「Lara Croft Tomb Raidar: Legend」(以下,TRL)の主人公,ララ・クロフト嬢に対して,これといって特別な思い入れはない。まあ,向こうも私に対してこれといった思い入れはないだろうから,その点はおあいこである。 何が言いたいのかというと,私はトゥームレイダーシリーズの熱烈なファンというわけではなく,ララにゾッコンのラブでもない。