ちょっと前、かの『トンデモ本の世界U』で名指しで(僕も含めて)批判された増田悦佐『日本型ヒーローが世界を救う!』(宝島社)の久しぶりのネタです。暇があるわけでもないのですが、日本の論者の書くマンガ表現論が軒並み難しい(遠慮しないで書けば自己閉塞的でつまらない)と思っている私ですが、ひょっとしたらという期待を胸に読んだのが、ティエリ・グルンステンの『線が顔になるとき』。これはなかなか勉強になり、かつ面白かった。なんで日本の表現論はつまらなくてこのグルンステンの一見すると難解そうな著作の方が理解できるのか、一度真剣に考えるべき問題かもしれない。 線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート 作者: ティエリ・グルンステン,古永真一出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2008/08/28メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (20件) を見る その点はまた後日の検討
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