yuco: seepassyouagain: 情報系の大学院生やポスドクに回ってくる非常勤の授業はほとんどが実習で、要するにPCの使い方やネットワークの組み方を教えるんだけれども、ときどき講義も担当する。 講義をすると、受講生は、 「実習はすぐ役に立つし就職にも必要だと思うけど、講義はぶっちゃけ何の意味があるのかわかんない」 と言う。 意味がわかんないのに教職や必修単位の都合で受講しなければならないわけで、あんまりやる気が出ないのも困るから、やる気の出る理屈をつけてくれということだろう。 そう言われても、人文学部出身の私が担当する情報論は、実際、就職の役に立たない。 PCスキルは多くの企業が採用の前提としているだろうし、Linuxが少しできればSEとして雇ってもらえるかもしれない。 でもマクルーハンやベンヤミンの議論を理解したところで、何かを生産できるわけではない。クーンやファイヤアーベン