印刷 横須賀市内に保存されている「三笠」 日露戦争の日本海海戦(1905年)で活躍した戦艦「三笠」が、NHKドラマ「坂の上の雲」をきっかけに再び脚光を浴びている。復元され、神奈川県横須賀市に展示されている記念艦の入場者は、39年ぶりに年間18万人を超える勢いだ。 横須賀港近くにある三笠公園。今年最後の“開艦日”の27日、三笠の艦橋(艦長らが指揮を執る場所)の前には、記念写真の順番を待つ家族連れやカップルの列が出来ていた。足形に合わせて立つと、連合艦隊の司令長官・東郷平八郎の気分を味わえる。 神奈川県鎌倉市の小学1年、相川剣里くん(7)は「意外と小さい船なんだね」と母の美絵さん(38)と顔を見合わせた。歴史マンガで興味を持ち、日露戦争をテーマにしたドラマ「坂の上の雲」に、両親と熱中した。「三笠を見たい」とねだり、連れてきてもらった。 ロシアのバルチック艦隊を破った連合艦隊の旗艦だった