人類は、歴史のどの瞬間を切り取っても、常にどこかで戦争をしてきている。これを指して、アーネスト・ヴォルクマンは著書『戦争の科学』の中で、「人類の歴史は戦争の歴史だ」と述べた。 戦争が続いていたのであれば、「これからも戦争はなくならない」と思うほうが自然だ。人類に戦争のなかった年はなく、人類に紛争がなかった年もない。 そして、戦争とはそのほとんどが略奪である。「土地の略奪」であり、「資源の略奪」だ。 欧米は植民地を持って、アフリカやアジアを収奪していた。だから、「先進国」なのである。アフリカやアジアは収奪されていた。だから「後進国」だったのである。 破綻してしまった国家もある その国がその時代の先進国・後進国になったのは、歴史的に人々の素養や知性は関係ない。戦争に勝ったか負けたかの結果でそうなった。 奪われたら、後進国になる。 紛争、闘争、暴力、戦争、破壊は時代遅れだと言う人がいる。いや、時