DVDからディズニーランドまで、何でもパクる最強の“パクリ大国”と後ろ指を指され、お笑いのネタに成り下がっている中国ですが、最近、欧米でも物議を醸しているのが世界の有名都市や観光地を丸ごとパクる“パクリ街”の急増です。 パクリ文化はエンターテインメントと密接な関係を持っていますから、一度、本コラムでご紹介しようと考えていたら、ちょうど7月1日付英BBC放送(電子版)が「Why China loves to build copycat towns(なぜ中国はパクリ街の建設が好きなのか?)」との記事を掲載していました。というわけで、今回の本コラムは無敵のパクリ国家、中国の謎に迫りたいと思います。 まずはBBCの記事ですが、2006年、上海郊外にオープンしたロンドンを思わせる英国風のモダンな街並みを忠実に再現した「テムズタウン」について、驚きを持って伝えています。保育園、美術館、ヨットハーバー…