前回、オランダの研究チームが食肉に代わる代用食として、昆虫が最適であるという記事をお伝えしたかと思うが、そのオランダで、前向きに昆虫食に向けての取り組みが始まったらしい。 既にオランダには「昆虫農場」なるものが存在し、そこでは様々な昆虫たちが無菌栽培され、隣接されているキッチンで、様々なレシピが生み出されているという。 今回、釣りの餌としておなじみの「ミルワーム」を使った料理試食会が開かれ、訪れた人はミルワームの意外なおいしさに舌鼓を打ったという。
将棋の羽生善治名人らプロ棋士が直観的に次の一手を選ぶ際、アマチュアにはない脳の神経回路の活動があることを、理化学研究所や富士通などのチームが突きとめた。この直観を導く回路は普通の人にもあるが、長年の訓練で上手に使えるようになると考えられる。21日の米科学誌サイエンスで発表する。 理研脳科学総合研究センターの万小紅(ワン・シアオホン)研究員らは、日本将棋連盟の協力で羽生名人らプロ棋士28人とアマチュアの有段者34人に、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)装置の中に入ってもらい、瞬時に状況を判断する際の脳の活動を調べた。 この結果、プロだけが活発に働く大脳の領域が二つあることが分かった。一つは、実戦的な序盤や終盤の盤面をみたときに活発になる頭頂葉の後部内側にある「楔前部(けつぜんぶ)」。駒を無意味に並べた盤面やチェスでは活動は低かった。 もう一つは、次の一手を直観的に選ぶ際に働く大脳基底核
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