田母神氏の「独演」防止、中継もなし 異例の参考人招致2008年11月11日11時50分印刷ソーシャルブックマーク 日本の侵略戦争や植民地支配を正当化する論文を発表して更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長の参考人招致は、田母神氏が一方的に持論を展開する場にならないよう、河村官房長官、中曽根外相、浜田防衛相も同席する異例の形で行われた。野党はNHKによるテレビ中継を求めたが、同様の理由から与党が難色を示し、最終的には与野党一致で見送りを決めた。 招致は民主党など野党が要求したが、参院外交防衛委員会の関係者によると「言いたい放題の独演会にはさせない」との考えから田母神氏が一人で答弁する形を避けた。北沢俊美委員長(民主)は質疑の冒頭、「個人的見解を表明する場ではない。簡潔に答弁するように」と田母神氏にクギを刺した。 アサヒ・コムトップへニューストップへ