あるWebプログラマーの作業環境——豪傑の三種の神器【前編】 (1/2) Emacsは便利だ。おまけに何でもできる。もう20年くらい使っていて指がEmacsになっているから、少なくともエディタとしては離れられないし、キーバインドもできればEmacsでありたいと願う。 Emacsの便利さは、拡張性にある。何でもかんでもやろうと思えばEmacsでできる。昔はlogin shellにemacsが書いてあるだけで十分だとさえ思っていた。IRCもできるし、mailもnewsも読み書きできる。プログラミングに必要なことで、Emacsで操作できないことはまずないし、「UNIX生活」という面でもそうだ。 だけど、私はそろそろEmacsは「テキストエディタ」としてだけ使えばいいんじゃないかと思い始めている。なぜなら、あまりに便利にその内部で閉じてしまっているので、他のもっと便利なものを使わなくなってしまうか