偽のログインページから本物のサイトにログインできてしまうため、フィッシングの被害に遭ったことに気付きにくくなるとセキュリティ研究者は指摘している。 ユーザーを本物のサイトにログインさせるフィッシングの手口が見つかったとして、セキュリティ企業FaceTime Communicationsの研究者が警告を発した。 通常、銀行などのサイトを装ったフィッシングサイトにログイン情報を入力すると、「パスワードが違います」といったエラーメッセージが表示され、ログインはできない。ユーザーはこの時点でフィッシングの被害に遭ったことに気付く可能性がある。 だがFaceTimeのセキュリティ研究者クリストファー・ボイド氏が新たに発見したフィッシングサイトでは、偽のログインページから正規のサイトにログインできてしまう。ログイン後、通常と同じように正規のサイトを利用できるため、フィッシングに遭ったことに気付きにくい