第1回 ハンバーガーとコークで世界を征服した男 脇英世 2009/2/2 前のページ|1 2| ビル・ゲイツが、マイクロソフト帝国と呼ばれるほどに、マイクロソフトを巨大にし、また世界一の富豪となった過程は3期に分かれる。 第1期は、1975年から1981年までであり、この間、マイクロソフトの成長の原動力は、ビル・ゲイツの書いたマイクロソフトBASICであった。マイクロソフト帝国は、ホビースト(マニア)の業界を征服し、海外特に日本のコンピュータ業界を征服した。ここで活躍したのが当時アスキーの社長だった西和彦である。 第2期は、1981年から1990年までであり、この間のマイクロソフトの原動力は、IBMとMS-DOSである。マイクロソフト帝国は、IBMとのパートナーシップのもとで本格的ビジネスの世界へと広がり、全世界を征服することになった。この時期、ビル・ゲイツはすでにプログラマでなく、経営者