「アルゼンチンだからといって守備的には戦わない。秘策もない。あるとすれば、選手のクオリティーを最大限に出す術、それが私の武器です」と8日のアルゼンチン戦に関してチーム・マネジメントに自信をのぞかせたザッケローニ GK3人、DF7人、MF7人、FW8人。 日本代表監督に就任したアルベルト・ザッケローニが初めて指揮を執る、アルゼンチン戦(8日、埼玉スタジアム)、韓国戦(12日、ソウル)に向けて選出した25人のメンバー登録の内訳である。 まずもって驚かされるのはFW登録の「8」だ。 ポジション別でもっともフォワードの割合が大きいというのは日本の場合、あまりない。先の南アフリカW杯でも、岡田ジャパンの内訳はGK3人、DF7人、MF8人、FW5人とMF登録が一番多い。“中盤天国”の日本代表は、トゥルシエ、ジーコ、オシム、それぞれの指揮下にあってもMF登録の割合が最も大きくなるのが常であった。だが、ザ