「我々にとってこの大会は非常に有益だったと思う。コンフェデ杯は国際経験を積める場であり、これまでの国際経験の差が最終的な結果だ」とブラジルでの記者会見で語ったザッケローニ監督。 遠い、疲れると嘆いた10日ほど前の自分を、僕は心の底から罵倒したくなった。 日本がグループステージ最終戦を終えた2日後の24日深夜、サンパウロ発ドバイ行きのフライトでブラジルをあとにした。往路と同じく14時間半かけて中東随一のハブ空港へ戻り、4時間弱のトランジットで日本行きの機内へ乗り込む。 ブラジルヘ到着した際は、ここから2時間ほどで目的地に到着した。日本へ帰国する今回は、10時間弱のフライトである。ドラえもんの助けを借りたいのは、ドーハからブラジルへの道のりではなく、まさにこの瞬間だった。 東京都内の自宅へ辿り着いたのは、出発から実に34時間後だった。 南米は遠い。遥かなる大陸である。 本田、香川ですらも所属チ