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ブックマーク / number.bunshun.jp (280)

  • サイドバックは日本で探せ。そんな時代がやってくる?~長友と内田が変えたもの~(浅田真樹)

    先ごろ行なわれた高校選手権決勝でのことだ。四日市中央工の両サイドバックが、躊躇なく何度もオーバーラップする様子を見ていて、こちらまでワクワクした気分になった。あれほど攻撃参加できたら、さぞ楽しいだろうな、と。 もはやサイドバックが守備の人でないことは、現代サッカーにおける常識。かつては軽視されることも多く、安全第一でDFラインから離れないサイドバックが少なくなかった高校サッカーでも、これだけ機能的に攻撃参加できるようになってきたことは、頼もしい限りだ。 もちろん、サッカー自体の変質とともに、サイドバックの役割が変わったことは理由のひとつだろうが、分かりやすいアイコンの存在も見逃せない。長友佑都と内田篤人の活躍は、確実にサイドバックのイメージを変えている。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 587文字 Numb

    サイドバックは日本で探せ。そんな時代がやってくる?~長友と内田が変えたもの~(浅田真樹)
  • 感情を表に出すだけが「闘志」なの?内田篤人の特殊事情と復活の可能性。(ミムラユウスケ)

    内田篤人は岐路に立っている。 昨シーズンのような絶対的なレギュラーではなくなってしまった。リーグ前半戦17試合のうち、5試合だけの出場。前半戦最後の2試合では、ベンチ入りメンバーからも外れた。 9月にはステフェンス監督が就任した当日に、右足太ももの肉離れを起こしてしまい、1カ月近く戦列を離れることになった。苦しい現状を招いたきっかけは、その怪我から復帰したあとにあった。 11月19日のニュルンベルク戦でおよそ2カ月ぶりにリーグ戦に出場した翌週のこと。 直後に控えるドルトムントとのレビアー・ダービーに向けての紅白戦が行なわれていた。内田も、主力組の右サイドバックとしてプレーしていた。その日、見られたのはあまりに衝撃的な光景だった。 紅白戦でステフェンス監督が内田に激昂するという異常な光景。 内田のすぐそばでボールがサイドラインを割った。ステフェンス監督が怒鳴りつける。 「なぜ、ボールを拾いに

    感情を表に出すだけが「闘志」なの?内田篤人の特殊事情と復活の可能性。(ミムラユウスケ)
  • 欧州王者バルサが開始5分で見せた、南米王者サントスとの歴然たる差。(細江克弥)

    試合終了後、お互いを称え合ったメッシとネイマール。「ひとつだけ言えるのは、勉強になったということ。それ以上はコメントできない……」とガックリとうな垂れてコメントしたネイマール 両大陸王者の歴然たる差は、立ち上がりの5分間にすべて凝縮されていた。 キックオフからエリック・アビダルのファウルでプレーが止まるまで1分11秒。その間、バルセロナは22のパスをつなぎ、直後のリスタートから始まったサントスの攻撃をわずか3のパスでシャットアウトした。 サントスが初めてハーフウェーラインを越えたのは4分30秒。その間、司令塔のガンソには3度ボールが渡ったが、1度目はセスク・ファブレガス、2度目と3度目はセルヒオ・ブスケッツの素早いチェックによって、いずれも満足にコントロールできないまま潰されている。ネイマールに至っては、5分間でたった1度しかボールに触れていない。 わずか5分間で58ものパスをつなが

    欧州王者バルサが開始5分で見せた、南米王者サントスとの歴然たる差。(細江克弥)
  • ドルトムントが史上最高利益を記録!育成&勝利を両立させたクラブ運営。(ミムラユウスケ)

    若手の抜擢と情熱的な指導には定評のあるクロップ監督。今季序盤は躓いたものの、若い才能とともに連覇を目指す 11月の終わりのこと。バイエルン、アーセナル、シャルケとの連戦が続き、ドルトムントのフィールド上での戦いに注目が集まる中、ピッチ外で一つのニュースが届けられた。 ドルトムントで年次総会に臨んだバツケCEOが、昨シーズンの収支を発表したのだ。 収入は前のシーズンの1億100万ユーロから大きく増えて1億5000万ユーロに、利益は950万ユーロを記録した。この利益はドルトムントの歴史上最高額だ。一時は1億4000万ユーロ近くまで膨れ上がった負債額も、5600万ユーロと大幅に減らしている。 バツケCEOは高らかに宣言した。 「数年前まで、ドルトムントには希望がなく、未来もなく、そしてお金もなかった。しかし、今ではドイツにおいて見となるべきクラブになったのです!」 その瞬間、会場にはスタンディ

    ドルトムントが史上最高利益を記録!育成&勝利を両立させたクラブ運営。(ミムラユウスケ)
  • 実は劇的に成長していた岡崎慎司。シュツットガルトで“点取り屋”宣言!(ミムラユウスケ)

    ホッフェンハイム戦で得点した時の岡崎慎司。自らのブログで「サイドでプレーをするのが嫌とかではなく。気持ちすらが、サイドプレーヤーになってた自分に腹がたったんよな」と綴っていた直後の得点だった それは突然の告白だった。 「(香川)真司ばかりが『調子が悪い』と言われていたけど、真司は良いプレーをしていたと思う。チームが点をとれなかったときには、俺の方を叩いて欲しい。俺の方が生粋の点取り屋なんで。自分が点取り屋なんだというのを、ブンデスでもそうだし、代表でも、見せることが大事だと思います」 10月11日に行なわれた日本代表のタジキスタン戦のあとに岡崎慎司は語り始めた。8ゴールを奪って快勝したあと、多くの選手が表情を緩める中で、スイッチが入ったように岡崎は語り始めた。そこには決意がにじんでいた。 岡崎は、変わりつつある。 件の発言をした直後に行なわれたブンデスリーガ第9節ホッフェンハイム戦では、左

    実は劇的に成長していた岡崎慎司。シュツットガルトで“点取り屋”宣言!(ミムラユウスケ)
  • <独占インタビュー> フレドリック・ユングベリ 「直感を信じて日本に来た」(田邊雅之)

    放射線への恐怖で退団した外国人もいるJリーグに、 突然スターがやってきた。アーセナル黄金期を支えた 男は、なぜ自らとは無縁の異邦で戦うことを選んだのか。 「清水エスパルス、元アーセナルのフレドリック・ユングベリと契約」。このニュースは日国内はもとより、世界各国でも大きく報じられた。Jリーグに久々にやって来た大物外国人選手に、来日の理由や日サッカーの印象、今後の抱負を聞いた。 ――今回の移籍は驚きでした。まず、日に来ることを決めた理由から教えて下さい。 「日に初めて来たのは日韓W杯の時だったけど、すごい国だと思ったし、文化の奥深さや日の人たちの親切さに感心したから、機会があればプレーしたいと思っていたんだ。 他の理由としては、震災やアフシン(ゴトビ監督)のサッカー観に共感したことも大きい。彼は自分が追求しているビジョンだけじゃなくて、地震や津波の後、Jリーグの観客動員数が落ちている

    <独占インタビュー> フレドリック・ユングベリ 「直感を信じて日本に来た」(田邊雅之)
  • 香川所属のドルトムントが迷走中!?王者が抱えてしまった3つの難題。(ミムラユウスケ)

    リーグ戦第7節を終え、3勝3敗1分で8位のドルトムント。ちなみに昨季の同時点では6勝1敗で2位につけていた 王者が苦しんでいる。リーグ戦で2連敗後にようやくの勝利を得たものの、それまではCLを含めて4試合にわたってドルトムントは勝ち星に見放されていたのだ。 特に第6節のハノーファー戦は悲劇的な内容だった。 香川が待望のリーグ初ゴールを決めて先制。試合を優位に進めたものの、残り3分で2ゴールを奪われて、逆転負けを喫した。しかも、この試合では3度の選手交代がすべて負傷によるものだった。運にも見放されている。 クロップ監督も警鐘を鳴らす。 「我々は大きなプレッシャーにさらされている。6試合を終えて、勝ち点7では満足できるわけがない」 エースのバリオスをはじめ、主力選手に怪我人が続出。 苦しい状況に置かれているのには、理由がある。 まず挙げるべきは、怪我人の多さだ。開幕前のコパ・アメリカで負傷した

    香川所属のドルトムントが迷走中!?王者が抱えてしまった3つの難題。(ミムラユウスケ)
  • <センターバックを巡る考察> 田中マルクス闘莉王 「闘莉王が必要になる時」(矢内由美子)

    アフリカW杯で世界の攻撃をことごとく跳ね返した日。 その中心には、いつもブラジル生まれの闘将の姿があった。 代表を離れてはいるが、彼の強さ、高さ、溢れる気迫は未だ健在だ。 ザックジャパン、そして祖国でのW杯への率直な思いを聞いた。 ロングボールが蹴り込まれる。跳ね返す。ハイクロスが押し寄せる。跳ね返す。 高さと強さだけで対処しているわけではない。鋭い読みからなる的確なポジショニングと、相手を自在にさせないボディーコントロールがあってこその守備力が、田中マルクス闘莉王の持ち味である。 ジャパンブルーのユニホームを最後に着た南アフリカでのパラグアイ戦から、1年3カ月の月日が流れた。岡田武史からアルベルト・ザッケローニへと日本代表の指揮官が代わり、それに伴い、メンバー構成も大きく変わった。若返りも図られている。 とはいえ今後もずっと、彼が代表に呼ばれることはないのだろうか。日がもうワンラン

    <センターバックを巡る考察> 田中マルクス闘莉王 「闘莉王が必要になる時」(矢内由美子)
  • <攻撃のスイッチを入れる男> 清武弘嗣 「新星は香川真司の“一卵性双生児”」(佐藤俊)

    途中出場で代表デビューを果たした韓国戦で2アシスト。 W杯予選の北朝鮮戦でも、値千金の決勝点を演出した。 するりとスペースへ抜け出し、攻撃に変化を作る21歳。 その飄々とした表情の裏に潜む自覚と決意を探る――。 いつの時代も新星は突然、現われる。 ブラジルW杯・アジア3次予選の初戦、北朝鮮戦でのロスタイム、窮地の日を救った吉田麻也のゴールをアシストしたのは、弱冠21歳の清武弘嗣だった。 「あのクロスは、ショートコーナーが前半からいい感じで通用していたし、ハセ(長谷部誠)さんが寄って出してくれたんで、たまたま上げたというか、密集に上げたら何か起こるかなって思って……。最後、麻也(吉田)君が決めてくれて良かったです」 そう言いながらも腑に落ちない何かがあったのだろう、少し不満気な表情を見せた。 だが、清武株は急上昇中だ。 代表デビュー戦の8月10日の韓国戦では、途中出場ながら田圭佑と香川

    <攻撃のスイッチを入れる男> 清武弘嗣 「新星は香川真司の“一卵性双生児”」(佐藤俊)
  • <ウッチーの超・戦術講座> 内田篤人 「ドルトムント&バイエルン攻略法」(ミムラユウスケ)

    ブンデスを代表する2強と対等に戦うには? 昨季王者の強さを体感し、常勝軍団のエース格を 封じた“経験者”が独特の感覚で持論を展開する。 高いところに登った者にしか語れないことがある。 世界最高峰の舞台であるチャンピオンズリーグのベスト4に到達した唯一の日人であり、ドイツカップでは優勝。さらに、序盤戦は怪我で出遅れたにもかかわらず、昨シーズンのブンデスリーガでは、日人最多の26試合に出場した。 内田篤人は、最終ラインの右サイドからどんな景色を見てきたのか。今季の優勝候補の2チームと、自身のクラブについて、どんなイメージを抱いているのだろうか。 ――まず、聞きたいのはライバル・ドルトムントの特徴について。優勝するためには避けて通れない相手。どんな印象を? 「ゴール裏だよ(笑)」 ――2万5000人が詰め込まれた彼らのスタジアムのゴール裏。インパクトが強い? 「雰囲気スゲーって思った。対戦し

    <ウッチーの超・戦術講座> 内田篤人 「ドルトムント&バイエルン攻略法」(ミムラユウスケ)
  • 「ポスト・シャビ」のバルサ未来形。圧倒的破壊力の3-4-3をひも解く。(工藤拓)

    ポルトとのUEFAスーパーカップから中2日の強行日程で迎えた29日のリーガ開幕戦。バルセロナは3-4-3の超攻撃的布陣を採用し、強豪ビジャレアルに5-0と圧勝した。 グアルディオラが3-4-3を用いたのはこれが初めてのことではない。だが、そのほとんどはスコアが開いたゲーム終盤になって実験的に用いたもので、試合開始から採用した際には思うような効果が得られず、すぐに従来の4-3-3に戻していた。よって90分間通してこのシステムを貫き、かつここまで機能したのはこれが初めてのことだった。 そして何より驚かされたのは、これまで唯一替えがきかない存在だった司令塔のシャビが先発メンバーの中にいなかったことだ。 イニエスタやメッシがいなくてもバルサのサッカーは成り立つが、シャビがいなければ別のチームになってしまう。バルサの命であるボールポゼッションの中心として、チーム全体のパス回しにリズムを与える心臓の役

    「ポスト・シャビ」のバルサ未来形。圧倒的破壊力の3-4-3をひも解く。(工藤拓)
  • <バイエルン密着記> 宇佐美貴史 「自信がなかったらここにはおれへん」(佐藤俊)

    才能と自信を引っ下げてドイツへと渡った若き攻撃者。 欧州屈指の強豪クラブで並みいる猛者たちに囲まれ、 今、何を思うのか。19歳の前途をミュンヘンに追った。 「移籍って言うてもレンタルなんで。目標は完全移籍を勝ち取ること」 ドイツに渡航する直前、宇佐美貴史は、キッパリとそう言い切った。 ――でもバイエルンでは、かつて稲潤一がアーセナルで味わったような、まったく試合に出られないという状況に陥る可能性もある。 「……ありますね。ただ、どういう状況になっても腐らないで、努力を続けていこうと思ってます。ガンバでの1年目は、なかなか試合に出られんくてネガティブな気持ちにもなったけど、腐らずにやってきたから2年目につながったんやと思う。だから……心が折れない強さというか、今、何が自分に必要なんかと考えられることが、ドイツで生きていく上で肝になるんかなと思う」 ――最初が肝心。 「間違いないっすね。シー

    <バイエルン密着記> 宇佐美貴史 「自信がなかったらここにはおれへん」(佐藤俊)
  • ザックジャパン、予選の戦術再考か?ウズベク戦ドローから見えてきた課題。(二宮寿朗)

    「次はホームで戦えるので、あまり勝ち点3を取れなかったからと考えずにやっていきたい」(遠藤)、「3次予選の6試合の中で今日のアウェーが一番難しい試合だと思っていました」(長谷部)、「パスサッカーが自分たちのサッカーということに、こだわらなくてもいいのかなと思っています」(岡崎) ウズベキスタンのサポーターで埋まったパフタコールスタジアム。試合終了のホイッスルが鳴ると、ピッチでは日の選手もウズベキスタンの選手も次々とピッチに座り込んだ。どちらが決勝点を決めてもおかしくはなかったスリリングな展開に、スタンドからは拍手が起こった。「面白かった」ということなのだろう。 アウェーの初戦、3次予選最大のライバルとなるであろうウズベキスタンに1-1ドロー。結果だけ見れば悪くはない。 アルベルト・ザッケローニも試合後、サバサバした表情で会見場に現われた。 「難しい試合になった。前半、日はポジション同士

    ザックジャパン、予選の戦術再考か?ウズベク戦ドローから見えてきた課題。(二宮寿朗)
  • ブンデスの古豪がついに復活!大津祐樹所属のボルシアMGの改革。(ミムラユウスケ)

    2勝1敗1分(4節終了時点)の勝ち点7で5位につけるボルシアMG。4試合で失点3と堅守速攻スタイルで上位を目指す 長きにわたり低迷を続けていた古豪ボルシア・メンヘングラッドバッハ(ボルシアMG)が、今季の台風の目になるかもしれない。 昨季は開幕から低空飛行を続け、2部との入れ替え戦を制してどうにか1部残留を決める体たらく。'70年代にリーグ優勝5回、UEFAカップ優勝2回、CL準優勝1回を誇る古豪の面影はなかった。 しかし、今季は勢いがある。開幕戦でバイエルンをアウェーで下すと、シュツットガルトとの引き分けをはさみ、第3節ではヴォルフスブルク相手に4対1の完勝。13年ぶりに首位に立った。今季からボルシアMGに加入した大津祐樹は、ヴォルフスブルク戦のあとに「今日のサッカーは楽しかったですね」と感想をもらしている。大津はまだ出場機会を得られていないが、これだけチームが好調なのだ。焦らずに、機会

    ブンデスの古豪がついに復活!大津祐樹所属のボルシアMGの改革。(ミムラユウスケ)
  • ファーガソンによる世代交代が成功。次世代のマンUの姿が見えてきた!(山中忍)

    トッテナム戦でゴールを決めたアンデルソンは23歳。アシストは20歳のウェルベック。25歳のルーニーがベテランに見えるほどの若いチームが再び欧州の頂点を目指す 8月22日のオールド・トラッフォード。ダニー・ウェルベックがトッテナムから先制点を奪うと、トム・クレバリーとフィル・ジョーンズが走り寄った。マンチェスター・ユナイテッドの1軍では馴染みの薄い、ゴール・セレブレーションの一幕だ。 昨季のマンUは、ベテランと若手が力を合わせてプレミアリーグ優勝を果たした。2連覇を狙う今季、チームは若手主体に生まれ変わっている。 世代交代を実現する手腕にかけて、アレックス・ファーガソンの右に出る監督はプレミアにはいない。就任26年目の御大は、CL決勝でバルセロナに敗れた昨季末に「勇気を持ってチームに手を入れる」と語っていたが、その答えは、大物獲得ではなく、自身の手による「第4世代」のチーム作りだった。 アウ

    ファーガソンによる世代交代が成功。次世代のマンUの姿が見えてきた!(山中忍)
  • <スペシャル対談> 中田英寿×パク・チソン 「アジアのリーダーとして」(川上康介)

    アジアから欧州への門戸を開いた日のカリスマと、 昨季も欧州CL決勝の舞台に立った韓国の英雄。 再会したアジアを代表するフットボーラーが、トッププレーヤーとしての自覚、 社会貢献への思い、そしてアジアサッカーの未来について語り合った。 スポーツ界をも大きく揺さぶった3月11日の東日大震災をきっかけに、 “フットボールの持つチカラ”を再考しようと企画された「Number PLUS」9月号『フットボールのチカラ~中田英寿と考える「3.11」とスポーツの可能性~』より、チャリティ活動に積極的な2人の対談を特別公開します。 中田 久しぶり! チソン、元気そうだね。 パク お久しぶりです。チャンピオンズリーグの最後に負けたから、そんなに元気じゃないですよ。バルサ、強すぎた(苦笑)。 中田 しょうがないでしょ、あれは。僕が見ても、あの試合のバルサの完成度は圧倒的だった。もしマンチェスターが先に1点取

    <スペシャル対談> 中田英寿×パク・チソン 「アジアのリーダーとして」(川上康介)
  • 元日本代表・奥大介が語るW杯予選、「勝ち抜くための3つのポイント」。(二宮寿朗)

    アジアカップ優勝や日韓戦の大勝など、ザックジャパンとなってから負け無しの日本代表。着々とチームの基盤は固まっているように見えるのだが…… ブラジルW杯に向けたザックジャパンの戦いが、9月2日のアジア地区3次予選、北朝鮮戦(埼玉スタジアム)で幕を開ける。初戦の4日後にはアウェーでウズベキスタンと対戦するスケジュールとなっており、スタート時から重要な局面を迎えることになる。 歴代の日本代表が苦しんできたW杯予選。先の韓国代表との対戦で3-0と快勝して勢いに乗るザックジャパンに、落とし穴はないのか。 元日本代表MFで現在、多摩大学目黒高校のサッカー部監督を務める奥大介氏に、「W杯予選を勝ち抜くための3つのポイント」を聞いた。 ~その1~ 異常な緊張感の中で戦う初戦の難しさ。 奥が現役だった時代、W杯予選で強烈な印象として心に残っているのが、2004年2月18日に埼玉スタジアムで行なわれたオマーン

    元日本代表・奥大介が語るW杯予選、「勝ち抜くための3つのポイント」。(二宮寿朗)
  • 「悲劇を忘れずに」 プエルタ杯に込めた思い。~日本でも松田直樹を偲ぶ試合を~(豊福晋)

    松田直樹がこの世を去った8月4日、スペインのセビージャで毎年恒例となった親善試合が行なわれた。今年で4回目となるアントニオ・プエルタ杯だ。 かつてセビージャに所属したスペイン代表のアントニオ・プエルタは、4年前の8月、リーガ開幕戦となったヘタフェ戦の最中にピッチ上で意識を失い、帰らぬ人となった。 同杯はファンに愛された彼へ捧げるものとしてその翌年から始まり、これまでに同じアンダルシア州のマラガ、へレス、グラナダらと対戦している。 今年の試合が特別な注目を浴びたのは、対戦相手がエスパニョールだったからだ。エスパニョールも2年前の8月に主将のダニ・ハルケを心臓発作により失うという、同じ悲劇を経験している。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 571文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事

    「悲劇を忘れずに」 プエルタ杯に込めた思い。~日本でも松田直樹を偲ぶ試合を~(豊福晋)
  • 日本が見つけた武器と背中合わせの“脆さ”とは。~なでしこジャパン世界一の陰で~(浅田真樹)

    昨年、A代表がワールドカップでベスト16に進出して以来、日サッカーは史上空前の好成績に沸いている。 昨秋のアジア大会では、初優勝(五輪代表)。今年に入っても、アジアカップ優勝(A代表)に始まり、U-17ワールドカップで18年ぶりのベスト8進出(U-17代表)。ついには女子ワールドカップ(女子代表)で、世界の頂点に立つという快挙が成し遂げられた。各代表が軒並み史上最高成績を残している。 好調の要因を探るうえで、吉武博文・U-17代表監督の次の言葉が印象的だ。 「日選手のいいところを発揮すれば、接触プレーなしにボールを運べるという点では、少しの光が見えた」 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 621文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料

    日本が見つけた武器と背中合わせの“脆さ”とは。~なでしこジャパン世界一の陰で~(浅田真樹)
  • ヴォルフスブルク残留を選択した、長谷部誠が見つけた“第三の道”。(ミムラユウスケ)

    今シーズンは長谷部誠にとって、これまでとは違ったシーズンになるかもしれない。 昨シーズンは2部降格の危機に瀕して、最終節にようやく1部残留を決めるありさまだった。長谷部自身の出場試合数も23試合で、シーズン途中に加入した最初のシーズンを除けば最も少ない。 試合数だけではない。アシストの数も前のシーズンより5つも減らしてしまった。長谷部がヴォルフスブルクを去るのではないかという声が聞こえてきたのも当然だろう。 それでも、今シーズン限りで切れるはずだったクラブとの契約を2年延長した。ヴォルフスブルクの街で戦い続けることに決めたのだ。 監督の指示をこなすのではなく、自分の意思で行動する。 そんな長谷部が、これまでとは変わった様子を見せている。記者からの質問への答えは、明確になり、すらすらと口をついて出てくるようになった。試合のあと、練習のあとで取材を受けるときにも、リラックスしているように映る。

    ヴォルフスブルク残留を選択した、長谷部誠が見つけた“第三の道”。(ミムラユウスケ)