洋画の日本語吹き替え版が増えている状況のなか、その声優に俳優やタレントが起用されるケースが目立ち始めている。配給会社は、専門の声優ではない知名度の高いタレントを起用することで、映画の宣伝面での活動を期待する。その背景には、マスコミの関心が薄くなった洋画事情が見え隠れしている。 『ウォンテッド』でアフレコ初挑戦したDAIGOの写真はこちら アンジェリーナ・ジョリーが、スーパー・ヒロインぶりを見せる『ウォンテッド』。ジョリーに、未知の能力を見いだされる主人公のウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)の声を担当した歌手のDAIGOが、9月26日に北海道・札幌シネマフロンティアで舞台挨拶を行った。タレントを声優に起用した宣伝、集客効果の典型的な例で、劇場には多数のファンが集まった。 こうした舞台挨拶のほか、主演俳優や監督らの来日記者会見への参加、さらに自身が出演するテレビ番組内でのPRなど、映画