アップルのiPhoneが今年で10周年を迎えました。スティーブ・ジョブズ氏が初代iPhoneをお披露目した発表会に参加した数少ない日本人の1人であり、歴代のiPhoneで独自の世界観を持つ写真撮影を手がけてきた「iPhonegrapher」として活躍する写真家の三井公一氏に、初代iPhone登場からの10年を振り返ってもらいました。 2007年に初代iPhoneが登場してから、早くも10年が経った。日本での発売は、翌2008年の「iPhone 3G」からと一足遅れたものの、いまやiPhoneはあらゆる人に欠かせない生活の一部となった。個人的には、「写真」を人々の暮らしにしっかり定着させるという大きな役割を果たした点を高く評価している。 自分の初代iPhone(中央)。海外で使用したので傷だらけだ。左はカメラとして大活躍したiPhone 3GS、右は日本初投入のiPhone 3Gだ 伝説とな