新たな技術にどん欲であり、英語に対しての抵抗も比較的少ない。インドは、ITとのかかわりが近年急速に高まった国の1つだ。しかし、その効果合ってか賃金が高騰し、オフショア先として疑問視する向きも増えつつある。 次の巨大なオフショアフロンティアとなるのはどこだろうか。その地域に関しては専門家らの見方は分かれているが、それがインド国内ではないことだけは意見が一致しているようだ。 この流れの変化を促している主な要因は賃金の高騰である。アウトソーシングブームがわき起こった2004年、インドのソフトウェア技術者の賃金は、米国サンフランシスコにおける地域のコンピュータ技術者が稼いでいた賃金の4分の1に過ぎず、オフショアリングのコスト節約効果は極めて明白だった。 しかしWall Street Journalの7月3日付けの記事によると、その後、インド人技術の賃金は高騰し――米国の賃金水準の75%に達するケー