先日訪問したある会社のベテラン技術者が嘆いていた。 「私たちの職場の構成員を見ると、正社員は3分の1以下。大部分が派遣社員とパート・アルバイトと外国人労働者の混成部隊。その人たちに技術を教えるのだが、彼らが将来ライバル企業で働くかもしれないと思うと、もうひとつ熱が入らない。 また、彼らも“次の職場では、こんな技術、役に立たないかもしれない”と思っているためか、積極的に覚えようとしない。このままでは我が社の技術は遠からずなくなってしまいますね」と嘆いておられた。 確かにここ10年ほどの間に雇用の流動化が異常なほど進展した。ありとあらゆる職場で、パートや派遣社員の数が大幅に増えた。しかし当然のことながら、彼ら、彼女らはいつ「他の会社に変われ」と言われるかもしれないから、正社員に比べると愛社精神は薄いだろう。そのような人々が大勢を占めるような職場で、日本が得意にしてきた「すり合わせ型の技術」を維
先日訪問したある会社のベテラン技術者が嘆いていた。 「私たちの職場の構成員を見ると、正社員は3分の1以下。大部分が派遣社員とパート・アルバイトと外国人労働者の混成部隊。その人たちに技術を教えるのだが、彼らが将来ライバル企業で働くかもしれないと思うと、もうひとつ熱が入らない。 また、彼らも“次の職場では、こんな技術、役に立たないかもしれない”と思っているためか、積極的に覚えようとしない。このままでは我が社の技術は遠からずなくなってしまいますね」と嘆いておられた。 確かにここ10年ほどの間に雇用の流動化が異常なほど進展した。ありとあらゆる職場で、パートや派遣社員の数が大幅に増えた。しかし当然のことながら、彼ら、彼女らはいつ「他の会社に変われ」と言われるかもしれないから、正社員に比べると愛社精神は薄いだろう。そのような人々が大勢を占めるような職場で、日本が得意にしてきた「すり合わせ型の技術」を維
株式会社パソナユースが、セカンドライフ内で求職者のキャリア相談などを音声で受け付けるサービスを開始した。 パソナユースでは今年7月からセカンドライフ内に支店を開設している。今回支店内に設置された留守番電話機能は、求職者が施設内の電話オブジェクトをクリックし、画面に電話番号を入力するとその番号にパソナユースからに直接電話が掛かり、そこにメッセージを残すことで後日担当者から質問に回答するサービス。 利用者は掛かってきた電話に対してメッセージを残すだけであるため、通話料が発生せず利用者の負担なくサービスを利用できる。 今後パソナユースでは、この音声登録サービスを通じてキャリアカウンセリングやバーチャル研修なども実施していくとしている。 パソナユース セカンドライフ支店へテレポート: http://slurl.com/secondlife/Shibuya%20West/128/181/22/
“絵描き”/下田昌克(しもだ・まさかつ) 1967年7月24日生まれ(40歳) 兵庫県出身 兵庫県立明石高校美術科、桑沢デザイン研究所卒業。1994年から2年間、中国、チベット、ネパール、インド、そしてヨーロッパを旅行。その2年間に会った人々のポートレートを描き続け、1997年、日本に持ち帰った絵で週刊誌での連載を開始。本格的に絵の仕事をはじめ、現在に至る。自称、旅する“絵描き”。主な作品に、文藝春秋にて山崎豊子著「運命の人」の挿絵、旅の中で自らが描いたポートレート集「PRIVATE WORLD」などがある。 夏休みの終わりに感じた、あの不思議な感覚……。たまっていた宿題の『絵日記』を描くと、あふれるような光の中にあったはずの思い出が、描いた絵の中に閉じこめられて、記憶が次第に塗り替えられてゆくのだった。大の大人が、旅の『絵日記』のつもりでスケッチブックに描き綴ったあれこれが、一冊の
池袋ビジネススクールで開催したオリジナル・ケーススタディを通して考えた、サイバーエージェントにおける成功のための創業戦略についてご紹介します。 先日、池袋ビジネススクールにおて自社作成のケースを使用してオリジナル・ケーススタディを開催しました。今回取り上げたのは、インターネット広告代理事業に加えてブログなど自社メディア事業を強化しているサイバーエージェントです。Ameba(アメブロ)で知られている会社です。サッカーの東京ヴェルディのスポンサーになっている企業です。サイバーエージェントの成功要因や優位性、また、今後の戦略について参加者の皆様と討議形式で考えました。その中で「出版事業はブログの補完事業であって注力事業ではない」、「ドロップショッピングは一時話題になったものの、市場性はあるのだろうか?」などの意見が出ていました。それから数日後にサイバーエージェントは、出版事業やドロップショッピン
“本は買うもの”と決めているって? それでも図書館にはほかにはない価値がある。書店やAmazonで買えなかったといって、その本を読むのをあきらめていませんか? みなさんは図書館を使っているだろうか? 子供の頃、よく使ったが、大人になってからは……という人も多いかもしれない。“本は買うもの”と決めている人も多いだろう。 しかし久しぶりに図書館をのぞいてみれば、あまりの進化に驚くだろう。日本図書館協会が提供している「図書館リンク集」を見ると、ほぼすべての図書館がインターネットによる蔵書検索に対応。半数くらいの図書館はネットからの予約も可能だ。数割は携帯電話にも対応している。 絶版本も入手できる 筆者が突如図書館利用に目覚めたのは、絶版本を巡ってだった。それまではAmazon.co.jpで書籍を購入し、絶版であっても「マーケットプレイス」から中古品を購入していた(かなり定価より高いことが多いのだ
1年生のゼミで「地球温暖化」が取り上げられた。 地球温暖化を防ぐために、京都議定書の規定を守り、急ブレーキ、急発進を自制し、わりばしをやめてマイ箸を使いましょう・・・というような話を聴いているうちに既視感で目の前がくらくらしてきた。 「地球温暖化の原因は二酸化炭素の排出」と学生さんたちはすらすら言うけれど、温暖化と二酸化炭素のあいだの因果関係はまだ科学的には証明されていない。 というと、みんなびっくりする。 気象というのはきわめて複雑な現象である。 「バタフライ効果」という言葉で知られているように、北京で蝶がはばたきをしたことによる大気圧の変化が、カリフォルニアに暴風をもたらすことがある。 複雑系ではわずかな入力差に対して巨大な出力差が生じる。 この場合に「北京の蝶のはばたき」を暴風の「原因」と名づけることには無理があるだろう。 排ガスと温暖化の関係もそれに似ている。 池田清彦さんによると
Accurately conveying Japan, present and future, to the world. Mission Providing trustworthy information that deepens understanding of, and generates interest in, Japan. 世界中で、日本に興味を持つ人を増やし、日本についての理解を深めるために、私たちは、信頼できる情報を提供します。 Vision Contributing to a better world through the promotion of mutual understanding between Japan and various international communities. 日本と世界の相互理解を推進することで、よりよい世界の実現に貢献します。
2007年10月10日03:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - すばる望遠鏡の宇宙 間違いなく、今年の新書ベスト1候補筆頭。 すばる望遠鏡の宇宙 海部宣男 文 / 宮下暁彦 写真 世界最高の場所にある、世界最高の施設が上げた世界最高の成果の数々を、世界最高の望遠鏡を二度手がけた著者が紹介する本ともなれば、当然とも言える。 本書「すばる望遠鏡の宇宙」は、天体望遠鏡の設置環境としては世界一ともいえるマウナ・ケア山頂にある、世界最大級(一枚鏡の反射望遠鏡としてはつい最近まで世界最大だった)すばる望遠鏡を、それを作ったチームを率いたその人自ら一冊の本にまとめたものである。そんな本がスゴ本でないとしたら、何をスゴ本と呼べばいいのか。 目次 - 岩波新書 すばる望遠鏡の宇宙より 目次 はじめに 第1章 未知への航海―宇宙へ船出したすばる望遠鏡― 第2章 宇宙に咲く花―すばるが観た宇
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く