一ノ瀬匠（30＝佐賀）がルーキーの八嶋稔真に格の違いを見せつけた。 予選1Rでは八嶋が先行策に出たが、簡単にまくり切った。だが検車場に引き揚げてきた一ノ瀬は「弱かった」と切り出した。「だってチャレンジですもん。確実に仕留めに行ったけどチャレンジならもっとシャーっと行かないと」と満足した様子は一切ない。 持病の腰痛で今期はチャレンジ戦だが、S級でも活躍していた選手。準決以降でも他の強力ルーキーに強さを見せつける。

荒井翔伍（28＝東京）がA1復帰へ必死だ。 今節は複勝率20・9％のワースト級エンジンを引き、試運転でも劣勢気味。それでも10Rは、逃げた畔柳俊吾にしぶとく食らい付き2着を確保。シリーズリーダーの石野貴之にも先着した。「ペラ調整でターン回りは来させた。今はA1勝率をキープできているし、とにかく今節はしのいでいきたい」と気合を継続。3日目の好枠デーでさらにポイントアップを狙う。

新美恵一（50＝愛知）が準優11Rはインから押し切り、優勝戦1枠をゲット。 「出足、回り足、セカンドの足がいい。スタートも合わせやすい」とエンジンは出足型で強力な仕上がり。最後もインからスタートを踏み込み、約2年ぶりの優勝を決める。

落合純（44＝福岡）のパワーが際立つ。2日目6Rは6秒56と抜けた展示タイムをたたきだし、伸びを生かした攻めで2着に入った。「足合わせした石川真二さんが目を丸くしてましたよ。乗りづらくてターンは行き過ぎるけど、それを補って余る足」。好不調の波が激しいタイプだが、3日目3、10Rはまくり一撃で高配当提供をもくろむ。

原田幸哉（42＝長崎）が初日に続いて連勝をマーク、開幕からの連勝を4に伸ばした。 「ペラと本体も調整した。行き足が良くなっている。回ってすぐの足もいいし、スタートも勘通りです」。 開幕前は原田、坪井康晴、田村隆信が3強として注目を集めていた。しかし坪井、田村はここまで4走して未勝利。明暗がくっきり分かれている。

3、2着にまとめた尾嶋一広（31＝兵庫）が、予選突破を決めた。 駆る29号機は複勝率28・9％。伸びに課題のあるエンジンだが、強気な仕掛けと全速スタートでカバーしている。準優12Rは2枠で登場。「2コースより3コース向きの足なんですけどね。引き波を越えられるか。スタートをしっかり行って、パワー不足をカバーしたい」と気合を入れた。

初日4Rの佐藤摩弥（26＝川口）は、オート界屈指のスタート力を発揮して10前の福村唯倫を食った。 序盤で展開をつくり前団を追ったが、車が伸びずに5着だった。「良かったのはスタートだけ。コーナーが乗りづらくて進む感じがしなかった。ピストンとリングを交換する。タイヤは換える方向で」。シリンダー周りを点検してパーツ交換を行い、機力アップを図った。準々決勝10Rは上位4人を目指して速攻を繰り出す。

市橋卓士（38＝徳島）が予選を1位で突破した。 4日目は2Rのみの登場だったが、インからきっちり逃げて、7戦3勝、2着3回、3着1回のオール3連対で予選を終了した。「悪いところはない」と機力にもほぼ納得している。優勝戦の好枠を目指して、準優は12Rに1枠で登場だ。

関浩哉（23＝群馬）がSG4冠の背中を追う。 初日3R、4カドから握って先行。2Mで逆転を許したが、初参戦の児島でも、いつも通りの全速戦で気を吐いた。最近はターンだけでなく、ペラ調整も上達中。「毒島（誠）さんにアドバイスをもらっています。メモリアルの優勝戦もテレビで見ていました。最後までペラ調整をしているのがすごい」と感服。 偉大な先輩にならい、2日目8、12Rも奮起する。

古川誠之（40＝愛知）が4日目6Rで逃げ切ると後半10Rは、3コースからまくり差しを決めて連勝。見事に勝負駆け成功となった。 「この連勝は大きいですよ。実は3日目の方が行き足は良かったかもしれない。特に調整はしていないから気象条件かな。でも、序盤を考えたらだいぶ良くなっている。スタートが決めやすいですよ」と、にっこり。 準優10Rは5号艇。「6号艇だと思ったので良かった。頑張りましょう」と、気合を入れ直す。ダッシュ戦からスタートを決めて見せ場を作る。

小田原G3の総売り上げは51億6738万7600円で、目標の55億円には届かなかった。 前年比では96・9％にとどまったが、4日制G3で総売り上げが50億円を超えたのは7月小松島以来、4開催ぶり。

新人渡口まりあ（わたりぐち、23＝山口）が自信をつけて静岡入りした。 デビュー3場所目となった前場所の弥彦で初めて決勝に進出（7着）。「その前の豊橋で（山原）さくらさんや（小林）莉子さんにセッティングを見てもらったら、かなり良くなりました。弥彦でも莉子さんの師匠の富山（健一）さんに見てもらったら（決勝進出という）結果が出ました」と目を輝かせる。 1走ごとにレースにも慣れ、いよいよ素質開花の予感？　予1・6Rもいつも通り自力で道を切り開く。

平成３０年８月２８日、安倍総理は、総理大臣官邸で自由民主党国土強靱化推進本部役員による提案申入れを受けました。

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海野康志郎（30＝山口）が3Rでまくって1着。メイン12Rドリームもしっかり逃げて連勝発進。 今節の中ではワースト級の65号機を手にして前検日は渋い表情だったが「良くなってる。（複勝率）15％という感じじゃない。前検を考えれば上出来ですよ」と、表情にも余裕が見えた。

G1ウェイキーカップ（31日～9月5日）を開催する多摩川ボートの関係者が28日、地元の大池佑来選手を伴い、東京・築地の日刊スポーツ新聞社をPR訪問した。SG初出場となったメモリアル（丸亀）では目標だった水神祭を達成するなど2勝した。「SG常連の方たちの気合、特にボートに乗っている時以外でも常に勝ちを意識している姿は勉強になりました。今はいいリズムで来てるので、多摩川ではまずは予選を突破して、優勝戦に残りたいです」と抱負を語った。 初日のウェイキードリーム戦はファン投票1位の白井英治、2日目の是政ドリーム戦は同2位の峰竜太が1号艇で臨む。売り上げ目標は53億円。 期間中は、植木通彦氏と瓜生正義のトークショー、アンガールズのお笑いライブ、アイドルフェスに人気コスプレタレントえなこのトークショーなど盛りだくさん。多摩川ボートのキャラクター“静波まつり”のコスプレを披露した永原芽衣さんとまりんさん

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6Rのブロックセブンは鈴木竜士（24＝茨城）がまくりで制した。小田原はA級時代6戦無敗だった得意バンク。自慢のダッシュを生かした快速まくりで後続を突き放し、来年以降のビッグレースにつながる勝利を挙げた。 鈴木は「オッズも確認していたし、望月（永悟）さんとワンツーなら抜かれてもいいかなと思っていました」と満面の笑み。1着賞金60万円に「自分の肝臓に貯金ですね」と、今夜は勝利の美酒に酔いしれる算段だった。

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[冒頭発言] ・閣議の概要について ・公務部門における障害者雇用に関する関係閣僚会議について ・国際女性会議WAW!の開催について

笠原亮は惜しくも2着に終わったが、賞金ランク8位に浮上。 グランプリ出場へ大きく前進した。展示から好気配を漂わせ、レースでも2着争いを力強く競り勝った。収穫の多い準優勝に「上出来。仕上がりも良かった。またこういう所で、こういうレースができるように頑張ります」と、すがすがしく振り返った。

BOAT　RACE振興会は、GRANDE5（グランデファイブ）対象レースにおいて、優勝戦1～3着にメダルを贈呈している。 表彰式では元K－1世界チャンピオン魔裟斗から1着の毒島誠に金メダル、2着の笠原亮に銀メダル、3着の篠崎仁志に銅メダルが贈られた。GRANDE5対象レースはクラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリの5個。

6日間の総売り上げは114億4010万4800円。目標の110億円を大幅に上回った。

【戦い終えて】 篠崎（3着）3着を取れたし、大きいです。次はいい枠で優出できるように。 井口（4着）スタートが遅かったし、自分が悪い。足は問題なかったです。 柳沢（5着）1Mは展開を突けた。もうちょっと直線の足があれば良かった。 湯川（6着）スタートはフルダッシュ。精いっぱい頑張ることができた。

【優勝戦リプレー】 イン毒島はコンマ11のスタート。4カド笠原がコンマ06のトップSで攻めたが、湯川がブロック。毒島が先マイを決めるとバックで他艇を突き放した。2着は2Mで柳沢を先に回し差した笠原。笠原を追った篠崎が、井口の猛追をしのぎ3着に入った。

絶好調男にジンクスなんて関係ない。毒島誠（34＝群馬）がインから一気に逃げ切り、若松オーシャンCに続いてSG連勝。ナイターSGでも単独トップとなる4度目Vを飾った。今年の獲得賞金は1億円を突破し、年末の住之江グランプリのトライアル2nd1号艇へ大きく前進した。2着には笠原亮、3着には篠崎仁志が粘り込んだ。 全く隙のない、圧倒的な強さで史上16回目のSG連続Vを達成した。伸びる笠原亮が攻め切れない隊形になった瞬間、インから一気に抜け出した。台風での中止順延など序盤をかく乱した風は収まり、2走目からつかんだ流れを一度も離さず、7連勝で頂点まで駆け上がった。「乗りにくさがあって不安でした。2Mを回ってからは転ばないように丁寧に回りました」と安堵（あんど）。ゴールでは丁寧に頭を下げ、右手の拳を握った。 前評判の高くない57号機を好出足に仕上げた。「去年、夏場に苦しんだので、それが今年に生きてます」

重富大輔（39＝飯塚）が2枠から会心の飛び出しを見せて逃げ切り、デビュー17年4カ月でG1初制覇を飾った。2着は丹村飛竜、3着は中村雅人。地元勢が6大会ぶりにV奪回した。 湿走路の戦いは重富が完璧なレースで圧勝した。トップSを決めて8周を危なげなく走りきった。「試走は滑り、レースは乾いてきたので、Sを思い切って行くしかないと思った。これしかないという理想の展開（逃げ）でした」と勝因を話した。力強さが出た車とタイヤもマッチングした。 G1初優勝の夢をかなえ「ここまでくるのは長かった。地元で取れて最高にうれしいし、兄貴（久門徹）の笑顔を見れたのがうれしい」と整備のアドバイスをもらった久門に感謝した。仲間からの「おめでとう」の祝福の嵐に何度も頭を下げて喜びを爆発させた。新ランク（10月から適用）ではS級にカムバックする。「白熱したレースを見せていきたい」と目標を掲げた。【大野義孝】

前節の小林瑞季は地元川口で機力好調をアピールして今年2回目の優勝を飾った。 最高ハンでの快挙にも「優勝できたのは落車のアクシデントもあったし、他力の部分が多分にあった。最高ハンで通用するにはできないことが多々ある。まだ課題は山積みです」。1つずつ課題をクリアして成長していきたいと話した。前節の状態のまま練習して調整を決める。初日8Rは機力を前面に押し出して好発進を狙う。

手負いの高橋陽介が、4年連続で“準地元”小田原G3の決勝行きを決めた。準決11Rは飯野祐太が不発の最終バックから自力に転じて3着を死守した。 オールスター前に左肩を負傷。冬季移動先の小田原は思い入れがあるが「今年は半分諦めていた」と言う。「小田原に来ると気持ちが入りました。競輪はやっぱり気持ちですね」と勝ち上がりをかみしめた。決勝は意地の単騎戦。強い信念を持って一発勝負に出る。

清水裕友が絶体絶命のピンチを乗り切った。 準決12Rは、打鐘すぎに内を突いた三谷竜生にさばかれて8番手まで後退。だが、再び踏み上げ、まくり追い込みで3着に滑り込んだ。「奇跡ですね。決勝に乗れたのは大きい。内容はないけど1度動いての後方だったので」と安堵（あんど）の表情。そして「自分はスピードタイプと思っていたけど、完全に地足タイプですね。あ、これ冗談ですよ」と笑いをまじえて喜んだ。今の勢いならG3初Vも夢ではない。

清水沙樹が女子力の高さを見せつけた。初戦はまくり差して2着に入ると、後半9Rは鮮やかにまくり差して白星を飾った。「ペラは前節桐生に来ていた佐藤大佑君と同じ形にしました。最近、これで稼がせてもらってます」。 60日のフライング休みを挟んでも、好調ペラの当たりは続いている。「合わせ気味のスタートでも余裕を持って回れる足。押す感じがあるのは女子力ですかね」。2日目5＆12Rも強敵相手に大暴れだ。

SGタイトルホルダー馬袋義則が、前節で島田なぎさが節一の動きだった57号機を引いた。「いいですね」。馬袋の第一声に、手応えの良さが感じ取れる。 ペラは島田がノーハンマー。お盆シリーズの西田靖の形だ。馬袋からも「特殊な形で自分のゲージとかけ離れている。でもこの足なら、このままでいいかな」とペラへの信頼を口にした。初日6、12Rは外枠。「この行き足なら少々進入が深くても」。ピット離れから目が離せない。

準決5Rで川上修平（40＝高知）は、113期の植原琢也にわずかな差で敗れ2着だった。 「1着、行けるかと思ったが、最後は若さに負けましたね」と苦笑い。それでも、決勝切符はきっちり手中にした。山崎泰己の番手戦だったが「後ろから植原君が来る気配があったし、悪いと思ったが踏ませてもらいました」と判断力も光った。「かかりは悪くなかった」と、決勝でもシビアなレースでVを狙う。