新たにNTTドコモの代表取締役社長に就任した山田隆持氏が、ワイヤレスジャパン2008の基調講演に登場。「ドコモの変革と新しいモバイルへの挑戦」と題し、ブランドロゴを一新して「新ドコモ宣言」を掲げた同社の目指す方向性を紹介した。 日本の携帯電話市場は契約件数が1億件を超え、成熟期に入ったと言われている。世界的に見ても2012年には携帯電話の普及率が80%まで拡大することが見込まれており、ドコモは3つの変化を掲げている。それは、新規獲得重視から既存顧客重視へ、キャリア主導から顧客主導へ、技術、機能主導からサービス、パフォーマンス主導への変化だ。これらはいずれも、顧客視点での変革でなければならないと山田氏は言う。 これに基づき、サービス対応から端末、ネットワークにいたるまで、すべてを見直す。たとえば、アフターサービスでは端末修理品の受け付けや受け取り方法の改善、会員サービス「プレミアムクラブ」の