non-standard worldの考えるウェブデザインについて、第1回「ミニマルデザインの根底にある思考」では、 余白に関するnon-standard worldのデザイン観について、第2回「日本文化の伝統に在る余白」では、このデザイン観に影響を与えてる、余白を重んじる日本の美意識について紹介しました。 今回は、余白を残したデザインを実際に行う際、意識していることを紹介します。 意図した余白 余白を残したデザインをする際に、意識していること。 それは、余白を、できてしまった余白ではなく、意図した余白とすることです。 図と地(要素と余白) "図と地"はデザインの理論でもよく登場する心理学の用語で、 図とは、通常注意が向くところ、 地とは、通常注意が向かない背景になるところのこと。 空間に要素を一つでも置けば、図と地の関係が生まれます。 (要素が図で、それ以外の空間が地) 図と地が、互いに