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non-standard worldの考えるウェブデザインについて、第1回「ミニマルデザインの根底にある思考」では、 余白に関するnon-standard worldのデザイン観について、第2回「日本文化の伝統に在る余白」では、このデザイン観に影響を与えてる、余白を重んじる日本の美意識について紹介しました。 今回は、余白を残したデザインを実際に行う際、意識していることを紹介します。 意図した余白 余白を残したデザインをする際に、意識していること。 それは、余白を、できてしまった余白ではなく、意図した余白とすることです。 図と地(要素と余白) "図と地"はデザインの理論でもよく登場する心理学の用語で、 図とは、通常注意が向くところ、 地とは、通常注意が向かない背景になるところのこと。 空間に要素を一つでも置けば、図と地の関係が生まれます。 (要素が図で、それ以外の空間が地) 図と地が、互いに
シリコンバレーで近年注目を集めているという、茶の湯や禅の思想。 あるいは、故スティーブ・ジョブズ氏が若かりし頃より影響を受けたという、禅寺の庭園をはじめとした禅文化。 世界をリードするIT産業最先端の地で、「間 (ま)」や「余白」を重んじ、心の豊かさを求める日本の伝統文化が支持されているのは、興味深い現象ではないでしょうか。 non-standard worldのデザインにおける「間」や「余白」 日本美術の伝統に脈々と流れる、「間」や「余白」の美意識。それは、non-standard worldの手がけるウェブデザインでも重要視している価値観です。 コミュニケーションにおいて、ユーザーに伝えたいことというのは色々と出てくるもの。しかし、ストレートにあれもこれも言いすぎてしまうと、受け手が入り込む余地を奪ってしまう。 だからこそ、あえて語りすぎず、余白を残したデザインを意識するようにしていま
動画版 こんにちは、アートディレクターの佐藤です。 今日は、私のデザイン観において影響を受けている日本伝統文化の余白を重んじる価値観について、いくつかの例を紹介したいと思います。 絵画芸術の余白 土佐光起の言葉 江戸時代、土佐派の絵師である土佐光起は『本朝画法大伝』という絵画について書かれた書物の中で、次のように語っています。 白紙も模様のうちなれば心にてふさぐべし 写実を求め細部まで描き込むことで余白(negative space)を残さない、西洋美術の印象派頃までの描き方と異なり、日本美術には"心にてふさぐ"ための余白が、様々なところに登場してきました。 長谷川等伯「松林図屏風」 安土桃山時代に描かれた、長谷川等伯による国宝の水墨画「松林図屏風」は、木々の間に多くの余白を残しています。余白は、大気であり、霧であり、それに覆い隠された無数の松であり、土であり、と、限定しないイメージの拡が
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