ヘンケルスと共に包丁など料理用刃物で名高い「ツヴィリング」。そのカンパニースローガンは「最高のものを持つ歓び」。ツヴィリングのハサミもまた、そのスローガンにふさわしいつくりです。 肌触りの良い黒いハンドルと、塗装されていないむき出しの鋼、二つの刃物を合わせる金色の要ネジ、なんとも落ち着いたデザイン。しかし、そのレトロな外観とは裏腹に、紙を切るための理にかなった構造をしています。刃の片側は直線、もう一方は緩やかなカーブを描いています。直線の刃は切断する線がイメージしやすく、曲線の刃は力の伝わりやすい角度を維持し、先端までしっかり切れます。 手を疲れにくくするため、ハンドルに工夫を凝らしたハサミは数多くあります。しかし、ツヴィリングのハサミのハンドルには目立った特徴はありません。なぜならよく切れるから。机の上に広げたティッシュペーパーを切ってみるとよくわかります。 普段何気なしに使っているティ