金融の、特に株式関係の業界では、「ポジション・トーク(position talk)」という言葉が 使われている。大和総研シニアコンサルタント、白石浩一氏によれば、 株式先物の買持ち・売持ち等のポジションを持っている影響力のある市場関係者が、自分に有利な相場展開を図るために世論誘導を企てること これが、「ポジション・トーク」らしい。 たとえば、ドルを多く持つプレイヤーが、「ドル上がるぜ」と吹いて回る、 あるいは、ドルが上がる根拠ばかり挙げて論を展開する、そういうことを指すようだ。 広告系ブログなので広告で言うと、ほとんどすべての広告はこの「ポジション・トーク」になる。 そんなのあたりまえじゃねえか、といわれそうだが、ちょっと掘り下げてみる。 広告関係者、つまり広告主や代理店、メディアはみな、口には出さなくても 「ポジション・トーク」に対するスタンスを決めて、広告を作っている