「なぜ認知症を診るようになったのか?」と聞かれることが時々あるので、書いてみる。 認知症専門医でも何でもない自分が「認知症外来」と銘打って認知症患者さんを診るようになったのは、2012年の11月からだった。 その前年の2011年に赴任して引きついだ外来には多くの認知症患者さんがいたのだが、それまで脳卒中診療一筋だった当時の自分には認知症に対応するための引き出しが少なく、当然のことながら四苦八苦することになった。 「認知症は頭の病気でしょ?」と外来に紹介されてくる患者さん以外に、過去に自分の先輩方が診てきた患者さんたちが高齢化し、認知症を発症していたケースも多かった。 「一度脳神経外科医が関わったのなら、その後もできる限り脳神経外科医が関わり続けるのがスジだろう」 そう思ったので、四苦八苦を二苦四苦ぐらいにするつもりで色々と勉強しているうちにコウノメソッドを知り、今に繋がっている。 崇高な理
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