RISC-VのCPUのひとつに、デバイスのメモリを自由に読み取ったり書き換えたりすることができてしまう脆弱(ぜいじゃく)性の「GhostWrite」があることがわかりました。ハードウェアの設計上の問題であるため、修正パッチなどのソフトウェア的な対策を講じることはできず、対処するには性能を大幅に犠牲にしなくてはならないと指摘されています。 GhostWrite https://ghostwriteattack.com/ 今回発見された脆弱性のGhostWriteは、Alibabaの子会社である中国のメーカー・T-Headが開発しているCPUで、現行で最速のRISC-Vチップとされている「T-Head XuanTie C910」の不具合です。 GhostWriteを発見したヘルムホルツ情報セキュリティセンター(CISPA)の研究チームによると、GhostWriteの影響を受ける命令は仮想メモリ