ウェブ広告の制作会社(東京都中央区)の社長(37)が、会社員時代の副業収入約1億4千万円を隠し、所得税約4900万円を脱税したとして、東京国税局が所得税法違反の疑いで東京地検に告発したことがわかった。 関係者によると、社長は2014年8月に広告制作会社を設立する前、別の広告会社に勤めながら取引先のウェブ広告制作などを個人で手がけるようになった。こうした副業が発覚しないよう、取引先に頼んで請求書や領収書を作らずに現金で報酬を受け取り、13~14年分の所得を申告しなかった疑いがある。副業収入は現金で保管していたほか、自ら設立した会社への貸付金に充てていたという。
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