5日、北海道の新千歳空港で、乗客の1人が保安検査場の検査を受けないまま制限区域に入ったトラブルで、空港事務所が問題を把握したときには、この乗客はすでに飛行機に搭乗し、出発していたことがわかりました。空港事務所は当時の対応について検証を進めるとともに、再発防止を徹底したいとしています。 国土交通省の新千歳空港事務所は、異常がないか確認するため、国内線の出発をすべて見合わせたうえで、制限区域内にいたおよそ1000人の乗客全員の保安検査をやり直し、この影響で合わせて11便が欠航したほか、出発する便に最大でおよそ3時間の遅れが出ました。 空港事務所が調べたところ、女性は検査場で、搭乗券のバーコードをチェックする機器の読み取りがうまくいかず、現場の係員が担当者を呼ぶためその場を離れた隙に、金属探知機の横の通路をすり抜けていました。戻った係員は女性がいないことに気付きましたが、女性を捜し出すことに追わ
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