タグ

2009年2月3日のブックマーク (10件)

  • 源氏考 - extra innings

    私が芥川の「地獄変」を読んだのはわりあい年齢を重ねた頃で、大学を出るか出ないかの頃だった。 ここに出てくる堀川の大殿とは、藤原兼通のことを言うともいい、道長をモデルにしているとも言う。 大殿の栄華の描写、その評価が大鏡に出てくる道長に近似していることから、私は道長を当てはめている。 青年の頃の私が衝撃を受けたのは、作品そのものにというよりも、おのれが迂闊さに対してであった。 と言うのは、この作品に出てくる大殿はさしたる罪過もない女房を焼き殺すという非道をなすからであり、それによって私は改めて平安時代における警察機構、裁判機構の不在に思い至ったのだった。 無論、検非違使なり、蔵人頭などはいたにせよ、それは権力者が統治するための手段であって権力者をも拘束するものではない。 そのような世界で数々の傍若無人な振る舞いが権力者やその一族によってなされたであろうことは想像に難くない。 私は既に源氏物語

    源氏考 - extra innings
  • 現実的に正しいreiserfsの復旧方法 | おごちゃんの雑文

    日曜のたびにサーバが落ちてるわけだが… もう慣れてしまったので、落ちても大丈夫。ということを散々経験したところで会得した、今のところの多分間違いのないreiserfsの復旧方法を紹介する。 まずサーバが落ちた時のfsckなのだけど、reiserfsckのオプションは、 –fix-fixable だけを知っておけばいい。これ以外のオプションはいらない。 オプションなしで起動した場合、–checkを指定したとみなされるのだけど、これでは何も修復してくれない。あくまでもチェックだけだ。だから、これは時間のムダでしかない。「復旧」は急ぐわけなので、異常を発見するためだけにfsckを走らせるのは馬鹿げている。なので、いきなり–fix-fixableで走らせる。 これで特に致命的なエラーが出なかったら、それで完了。普通にサーバを起動すればいい。 致命的っぽいメッセージが出て「復旧出来るのは–rebui

  • なぜ日本経済が諸悪の根源のアメリカより痛い思いをしているのか

    最近日に行くと、なんだかすごく暗い。一方、震源地のアメリカは意外に元気。ニューヨークに行ったら「この世の終わり」みたいな顔をした人がぞろぞろ歩いているのかもしれないのだが、それ以外は別に・・・・。いや、もちろん大変なんですが、日のような暗さは全然ない。 「何事も悪くとりがちな日の国民性と、能天気なアメリカの国民性の違いがでてるなぁ」 と思っていたのだが、そうじゃなくて、当に日の方が悪いんですね、びっくり、というのがEconomistの冒頭のグラフが載った記事。工業生産の対前年比です。 日は、金融も企業も欧米ほど財務体質的に痛んでないし、消費者のバランスシートも健全なのに、近年にない最悪の落ち込みなのは、輸出依存で内需が弱いから、そしてそれは政治がぼろぼろだから、という記事でございます。 「国家財政が借金に喘いでいるのはわかるが、金利は低いし、どうせ日国内から借りてるだけなんだ

    なぜ日本経済が諸悪の根源のアメリカより痛い思いをしているのか
  • あまがしの謎: 極東ブログ

    昨日「極東ブログ: [書評]大琉球料理帖 (高木凛)」(参照)のエントリを書いたあと、なにか心にひっかかるものがあって、しばし手元の沖縄料理などを読んでいた。が、よくわからず、さて翌朝の粥でもスロークッカーで仕込むかなと思って、ああそうかと思った。その話は後でするとして。 「大琉球料理帖 (高木凛)」(参照)では材ごとに『御膳草』の項目の読み下しがあるだが、その「ムギノコ」の項目に「薄くハウハウを作り」とあり、また「寒具」に「寒具とは『ケンビン』『ハウハウ』『ハンビン』」とある。同書を読む限りは、ハウハウとケンビンに漢字を充てていない。これがポーポー、チンビンを指すことは解説にある。 ここでいう「ハウハウ」とは、旧暦五月四日に行われるハーリー(爬竜舟競漕)の時などに作られるおやつ「ポーポー」のことで、 「ケンビン」とはチンビンと呼ばれている黒糖入りの沖縄風クレープ。 改めて読み返す

    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2009/02/03
    粥と甘酒
  • Kiyoshiro Imawano - Kimigayo ~ 忌野清志郎 - 君が代

    Cool amazing punk rock version of Japan National Anthem Kimigayo (live) with Tomoyasu Hotei

    Kiyoshiro Imawano - Kimigayo ~ 忌野清志郎 - 君が代
  • 朝日社説 大麻汚染―怖さをもっと知らせねば : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記

    「またか」と驚いた後で「やはり」と嘆いた人も多いに違いない。 私にしてみると、「またか」こんなことでマスメディアはヒステリーのバカ騒ぎかよ、「やはり」マスメディアはバカだな……みたいな感じ。 海外では、北京五輪の競泳で大活躍した米国のマイケル・フェルプスの大麻を吸っているとみられる写真が英紙に載り、人が謝罪した。 認めたわけではないけど、こんなことで欧米世界はフェルプスを駆逐はしない。 覚せい剤などに比べれば弱いとはいえ、精神的な依存も起きる。 大麻などの薬物は、何かを達成したときに脳の中で満足感を生じる「報酬系」と呼ばれる部分に作用すると考えられている。いわば生きる活力を生む源泉に働いて、依存や異常を引き起こすのが違法薬物のこわさだ。 身体への害が大きいたばこやアルコールと、単純に比較はできない。それぞれ、質の違う健康への脅威と考えるべきだ。 脅威という点では似たようなもので、ようする

    朝日社説 大麻汚染―怖さをもっと知らせねば : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2009/02/03
    "なんかもう戦前戦中の世界だなと思う。社会に責任をもつがゆえに社会ルールをもっと合理的にすることを考えるのが大人じゃないか"
  • [本]ノック人とツルの森(アクセル・ブラウンズ): 本読みHPブログ

    久しぶりにの紹介をします。 「ノック人とツルの森」 といわれても何やら意味不明で、あ、そうか、これはあれですか、 「カミロイ人の行政組織と慣習」(R・A・ラファティ) のようなSFですか、ノック人というのはどこかの星の人ですか、そうですか、と一瞬思うのだけど、読み始めると全然そんなことはなくて、むしろけっこうハードでシビアな物語です。 どのようにハードでシビアなのかというと、主人公は物語の始まる時点で小学校に上がる直前の女の子アディーナ・アーデルングなんだけど、そのお母さんが、いわゆるところの、 「ゴミ女」 なんですね。アディーナのおうち「アーデルング・ハウス」は、お母さんが毎日ひたすら集め続けてるゴミが詰め込まれて、満足に移動もできないような、そんなゴミ屋敷なのです。 ところが、お母さんはなかなか巧妙で、家の外や庭はとってもきれいにしてるわけ。ただ、中を見られたらゴミ屋敷であることがば

  • 読売社説 社会保障番号 与野党は導入推進で協力せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞) - finalventの日記

    私としては導入してもかまわないしいいんじゃないかくらいだけど、これだけ闇を抱えた日だとできるのだろうか。これはあっという間に住基ネットとリレーションして、おそらく強烈な差別社会を生み出すだろう。でも、それがようするに狙いの一つでもあるのだろう。それで私自身は困らないといえば困らないし具体的にはメリットのある側なんだろうが、そういう社会でいいんだろうかとは疑問に思う。

    読売社説 社会保障番号 与野党は導入推進で協力せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞) - finalventの日記
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2009/02/03
    "これだけ闇を抱えた日本だとできるのだろうか。これはあっという間に住基ネットとリレーションして、おそらく強烈な差別社会を生み出すだろう。でも、それがようするに狙いの一つでもあるのだろう"
  • 日向清人のビジネス英語雑記帳:スペースアルク

    コメント・トラックバックについて 不適切と思われるコメント、企画の趣旨にそぐわないコメントは掲載されない場合もあります。営業・勧誘目的と思われるコメントに関しても同様と致しますので、あらかじめご了承ください。 記事と無関係な内容のトラックバック、商用あるいはサイト誘導目的のトラックバックについては、当サイト運営者の判断で削除する場合もあることをご了承ください。 コメント投稿時にメールアドレスを公開すると、不特定多数からメールを受ける可能性があります。フリーメールを使用するなどしてご注意ください。 色即是空:十牛図に見る悟りの境地 昨晩、ちょっと珍しい方のお話をうかがってきました。テレビに出演されるような方が知り合いにいないので、つい「珍しい」などと言ってしまいましたが、「サイコドクター」の黒岩貴さんという方です。芸能人に催眠術をかけ、記憶を過去にさかのぼらせて葛藤を解消するのを見せたりし

  • 「脳」ブームの危うさ : Brain Network 神経回路メカニズム研究グループ 津本研究ユニット ユニットリーダー 津本忠治

    現在、日は脳ブームだという。屋に行くと脳関係の書籍コーナーがあり、「脳を鍛える」と称するがところ狭しと並んでいる。また、「脳年齢」を改善するというゲームが売れに売れて、注文してもすぐに手にはいらないとも言われている。大手新聞社の夕刊にも「脳を鍛える」紙面があり、クイズのようなものが載せてある、等々。このような社会現象に当の脳研究者は如何に対処すべきであろうか? 一部の研究者あるいは自称「脳科学者」が十分なコントロールのデータもなく言っている戯言であるから、はなから無視すれば良いのであろうか?あるいは、脳のシナプスや神経細胞の働きといった素過程も十分わかっていないのであるから、そのような出版物やゲームの根拠のなさ、非科学性をはっきりと指摘すべきであろうか? 先日公表された第3次科学技術計画でも強調されているように、現在、脳研究を含めて多くの研究は多額の国費を使っているのであるから、