2016.06.12 東電も溶融したデブリがどこにあるか不明としている中、避難指示を解除する安倍政権の無責任 カテゴリ:カテゴリ未分類 東京電力福島第一原発のメルトダウン事故後に出された避難指示を安倍晋三政権は解除しつつある。「生活環境がおおむね整った」と主張しているようだが、原発事故は解決の見通しが立っていないわけで、無責任としか言いようがない。5月には東京電力の常務執行役で「福島第一廃炉推進カンパニープレジデント」だという増田尚宏は溶融した燃料棒を含む塊(デブリ)600トンがどこにあるか不明だと認めている。 日本のマスコミはデブリが格納容器の底部にあるかのような絵を掲載していたが、どこにあるか不明だとその当時にも批判されていた。増田の発言は常識的な見方を認めたにすぎない。地中へ入り込み、つまり「チャイナ・シンドローム」の状態で、それを大量の地下水が冷却、高濃度汚染水が太平洋へ流れ込んで